救急病院へ | 続。JP = ぞく どっとじぇいぴー =

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akira.sivaの戯言日記。
多分。。関わっているゲームやら仮想世界やらのことを書ければいい。。。かなぁww

その時私は相変わらずゲーム中。

フレたちみんなとチャットで話している最中だった。

急に姿を消すのも悪いので。。

私「母が倒れて救急搬送されたって連絡来たから、病院行ってくる。

  ごめん、また明日。。かな」

と言ったらフレCから

C「え?!大丈夫?あきらちゃん、早く行ってあげて!」 と。

そーだよね!急ごう。。 早く行かなければ。早く着かなければ!と思っていた。

バッグや車のキーを掴んだ時、

目の端にモニターのチャットが飛び込んできた。

早く行ってあげて!の直後に慌てた感じのチャット。

B「違う!あきら、待て!」

 「急ぐなっ。慌てるなっ」

 「いいか、絶対急ぐんじゃない!」

ふっ。。と、力が抜けた、少し。気は急いてる、めちゃくちゃ焦ってる。

けど、そうだ、私がここで事故るわけにはいかない。

慌てず急がず、当然事故ることなく、病院に着かなければ。

「ありがと。慎重に運転していく」 と残して家を飛び出る。

車に乗って深呼吸。急ぐな、慌てるな。事故るな。

運転中、ずっと。。この言葉を繰り返していたと思う。

途中、父に「とりあえず実家方向に走ってるけど、搬送先決まったら教えて」

とLINEを送る。程なく父から搬送先の病院名が送られてきた。

今走っているところから近い。すぐに方向転換して救急病院へ。

多分、父が着いた時間と大差なかったと思う。

救急口にはまだ救急車。きっと母を運んできてくれた車だろう。

隊員の方が車中で報告なのか、電話をしていた。

その傍らに父が立っていて、私に気づいて手を振る。

父「急に、悪かったな」

私「何言ってんの。状況はさっき聞いた通りなんだろうけど、

  他に何か気になることある?」

父「。。。俺、2階にいたんだよ。。」 言いづらそうに父が話す。

私「らしいね。。?」

父「下(1階)で一緒にいたら、もっと発見早かったり、

  倒れることもなかったんじゃないか?」

父は自分に責任があると感じていた。もっと早く見つけていれば。

そもそもずっと一緒にいたら、と。

私「それは違う。あなたが家にいてくれて良かった」

先々月まで、父は地域の区長をしていて、実に信じられないほど多忙だった。

地域のイベントなどで家を空けることも多く。

区長とはこんなにも分刻みに忙しいのかと、私も驚くばかりの業務量だった。

その数年来こなしてきた仕事を先々月で引退し、次の方に引き継いだところだった。

そのおかげで家にいる時間が増えていた。

もしまだ区長の仕事をしていたら、そもそも家にいなかったかもしれないのだ。

私「あなたが家に居なかったらと思うとゾッとするよ」

父「そうか。。区長の時は俺の手伝いで忙しくさせてたし、

  そういうのも負担になってたかな。。」

私「あなたのせいじゃないよ。お父さんがいてくれたから、発見が早かったんでしょう」

父「そうかな。。」

私「そうですよ」

こんなに神妙な父を見ることは珍しい。

病院スタッフの説明や入院手続きを落ち着いた感じでこなしていたけど、

内心は自分の責任を痛感していたんだと思う。全然悪くないんだけどね。

 

救急の処置が終わり、診察室に通された。

そこにはベッドに横たえられた母も居た。

表情に力はなく、朦朧としているのが見ていて分かる。

腕に手を当てて 「来たよ^^ 大丈夫だからね」 と声を掛けたら弱弱しく頷いた。

先生の方に「意識はあるんですね?」と声を掛けたら、椅子を薦められたので父と座る。

先生「はい、意識はしっかりあります。ただ体は動きませんし、言葉も発することはできません」

その言葉に一瞬息を呑んだ。

「それは。。」と父が途中で言葉を失う。

私「今だけ、ということで大丈夫ですか?」 と続けて言うと、

先生「もちろんです」  隣の父がホッとするのが分かる。

やはり脳内出血していて、血液で脳が圧迫されている状態。

かなり難しい箇所からの出血らしく手術はできない。

出血量が少量であれば、このまま散っていくのを待つ。

万が一出血量が多かったり増えたりした場合は、危険を承知で手術を考える、とのこと。

出血をして周りの組織は死んでしまい、元に戻ることはないという。

その場所が運動能力と言語能力の場所であるため、今の母は右側が半身不随になり

言葉を発することができなくなっている。

声は出せるが頭で考えた言葉を口から発することができないでいる。

先生「思ったように体や口が動かせないので、ご本人も『あれ?どうして?』

    という感じだと思います」

すっかり元通りになることは不可能だが、

今後のリハビリによっては随分と回復できる可能性もある。

要は本人のやる気とリハビリ次第。

 

一通り説明を聞きいたけど、

本当に詳細が分かるのは明日の検査が終わってからだという。

明朝検査を行い詳しく診るのだという。

なので、翌日また話を聞くことになった。

入院に必要な荷物などを準備して、午後病院に来たらちょうどいいという感じに。

私「仕事、休みをもらうから。明日の午前中に必要なもの買って、午後病院に行こう」

父「一緒に来てくれるのは有難い。休めるか?」

私「心配ない」

救急病院を出て、車中にその話をしたのが22時頃。

父を実家に送り届け、自分の家に帰り着き、上司2人に明日休みをもらう旨を連絡。

 

さて。。。眠れるわけもなく。。

こういう時のゲームはいいよね。無心になれる。

仲間からはすごく励まされて、力をもらえた。