フィレンツェ繋がりの悲劇と喜劇。
こういう二本立て………ダブルビルはあまり行きませんが、『ジャンニ・スキッキ』を生で観てみたくて。
やっぱりオペラの中で《私のお父さん》を聴いてみたい!
………というわけで新国立劇場
私はいつもの3階サイド。
なんか客席空いてるな。
中間席がガラガラで、安い席にも空きがある。
人気ないな。
◆ツェムリンスキーも『フィレンツェの悲劇』も全く知りませんでしたが、音楽的にはあまり面白くなく、眠かったなー。
外人歌手3名なので歌に不満はなく、短いストーリーもハラハラの展開なので楽しめました。
さすがオスカー・ワイルド。
浮気や三角関係というテーマは普遍的ですが、一味違う。
でも、音楽がつまんないのでもう一度観たいとは思わないかな。
戯曲のほうが面白そう。
◆プッチーニの3部作は生で観たことないので、これが初『ジャンニ・スキッキ』
傾斜の強い可愛い舞台セットで、おもちゃのような登場人物たちが、喜劇らしく型にはまった役柄を演じている。
目に飽きない。
ジャンニ・スキッキ役の
ピエトロ・スパニョーリは初めて
ほとんど声マネの印象しか残らないけど、この人の存在感で舞台がまわる。
期待のラウレッタ《私のお父さん》
けっこう良かったなー。
やっぱりオペラの中で聴くとストーリーが乗っていて、ジャンニ・スキッキを説得する力があるなぁ。
そんなわけで終了。
ちょっとインパクトの弱い演目でしたな。
今月は「カルメン」「ドン・ジョバンニ」「フィガロの結婚」とオペラざんまい。
楽しめますように
◆アレクサンダー・ツェムリンスキー
《フィレンツェの悲劇》
【グイード・バルディ】デヴィッド・ポメロイ
【シモーネ】トーマス・ヨハネス・マイヤー
【ビアンカ】ナンシー・ヴァイスバッハ
◆ジャコモ・プッチーニ
《ジャンニ・スキッキ》
【ジャンニ・スキッキ】ピエトロ・スパニョーリ
【ラウレッタ】砂田愛梨
【ツィータ】与田朝子
【リヌッチョ】村上公太
【ゲラルド】青地英幸
【ネッラ】針生美智子
【ゲラルディーノ】網永悠里
【ベット・ディ・シーニャ】志村文彦
【シモーネ】河野鉄平
【マルコ】吉川健一
【チェスカ】中島郁子
【スピネッロッチョ先生】畠山 茂
【アマンティオ・ディ・ニコーラオ】清水宏樹
【ピネッリーノ】大久保惇史
【グッチョ】水野 優
【指 揮】沼尻竜典
【演 出】粟國 淳
【管弦楽】東京交響楽団