いよいよ最後になりました。
新国立劇場の演劇
『デカローグ』
〜愛と人生の十篇の物語〜
3ヶ月にわたって上演している10の物語。
本日はラストのプログラムEを観ます。
そんなわけでオペラシティでモーツァルト《レクイエム》を聴いたあと、テラス席でビールを飲んで時間を潰し、やって来ましたすぐ隣の新国立劇場は小劇場
最後は『デカローグ9』『デカローグ10』です
会場はやはり9割以上の入り。
私はまた安いバルコニー席。
で、開演
デカローグ9
「ある孤独に関する物語」
性的不能と宣告された夫は妻に事実を告げる。夫を励ます妻だが実は妻には既に若い恋人がいた。
40歳の外科医ロマンは、同業の友人から性的不能になったと診断され、若い妻であるハンカと別れるべきではないかとほのめかされる。夫婦は診断結果を話し合い、お互いに別れる気はないことを確認するが、実はハンカは若い大学生マリウシュと浮気をしていた......。
[演出:小川絵梨子]
伊達 暁、万里紗、宮崎秋人、笠井日向、鈴木将一朗、松本 亮、石母田史朗、亀田佳明
浮気していた妻が必死で○○しようとする話。
めちゃくちゃ面白かった。
「ここにいるよ」がとても自然な一言に感じたな。
デカローグ10
「ある希望に関する物語」
父の死により久しぶりに再会した兄弟は、父の遺品によって予期せぬ事件に巻き込まれていく。
パンクロックグループのリーダーである弟のアルトゥルは、コンサート会場にやってきた兄イェジから、疎遠になっていた父が亡くなったことを告げられる。父のフラットを訪れた兄弟は、彼が膨大な切手コレクションを残していたことを知る。父のコレクションに計り知れない価値があることを知った兄弟は次第にコレクションへの執着を募らせ、偏執的になっていく......。
[演出:小川絵梨子]
竪山隼太、石母田史朗、鈴木将一朗、松本 亮、伊達 暁、宮崎秋人、笠井日向、万里紗、亀田佳明
1番コミカルな話。
こうなるよな………と思ったらやっぱり。
こういう人生もあるか。
これで全10話をコンプリート。
相互に繋がりつつも、それぞれ全然違う話でしたが、特に
『デカローグ2』
が面白かったな。
あと『デカローグ9』も。
演劇は安定の面白さ。
またそのうち