2022年に初来日したときの「サロメ」が強烈だったアスミク・グリゴリアン。
今度のMETライブビューイングの蝶々さんも、英国ロイヤルオペラハウス・シネマシーズンの蝶々さんも、どちらもグリゴリアン。
あっという間に世界トップのソプラノに仲間入りしているんですな。
この日はAプロ “ロマンティック・アリアの夕べ”
ドヴォルザーク
ー歌劇「ルサルカ」より
◇序曲
◆“月に寄せる歌”
チャイコフスキー
◇―弦楽のためのエレジー「イワン・サマーリンの思い出」
―歌劇「エフゲニー・オネーギン」より
◆タチアーナの手紙の場 “私は死んでも良いのです”
◇ポロネーズ
―歌劇「スペードの女王」より
◆“もうかれこれ真夜中...ああ、悲しみで疲れ切ってしまった”
ティグラニアン
―歌劇「アヌッシュ」より
◆“かつて柳の木があった”
プッチーニ
―歌劇「トゥーランドット」より
◆“氷のような姫君の心も”
―歌劇「マノン・レスコー」より
◆“捨てられて、ひとり寂しく”
◇間奏曲
―歌劇「蝶々夫人」より
◆“ある晴れた日に”
◇―「菊」
―歌劇「ジャンニ・スキッキ」より
◆“わたしのお父さま”
アンコール
ー歌劇「トスカ」より
◆“歌に生き、愛に生き”
前半はやや大人しく。
曲も演奏も眠くなるようなスタート。
でもグリゴリアンの歌唱は力強く、どの音域でも消えることなく聴こえてくる。
発声がいいんでしょうな。
キリスト教文化圏の上から説教するような少しお堅い歌声だなぁ。
リューとか似合わないな。トゥーランドット姫の方が合うよなー。
でも蝶々さんなんかは出だしから繊細で、今度の映画館が楽しみ。
ややボリューム少なめのコンサートで、観客の反応も薄めでしたが、アンコールがなんとトスカ。
これが1番良くて、私もようやく「ブラヴァー!」
で、終了。
次は映画館で