新国立劇場の演劇『デカローグ』〜愛と人生の十篇の物語〜 2&4 | ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

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近年行くようになった新国立劇場の演劇。

今回もすっっっごく面白かった‼️

『デカローグ』
〜愛と人生の十篇の物語〜です〜


『デカローグ』という言葉は旧約聖書の十戒を意味するらしい。


それをモチーフに作られた10の物語だと。




〈ポーランドの名匠、クシシュトフ・キェシロフスキが発表した 『デカローグ』。旧約聖書の十戒をモチーフに 1980 年代のポーランド、ワルシャワのとある団地に住む人々を描いた十篇の連作集です。人間を裁き断罪するのではなく、人間を不完全な存在として認め、その迷いや弱さを含めて向き合うことが描かれたこの作品は………〉



新国立劇場では、この10の物語を全て演劇化し、2つずつ、5つのプログラムに分けて上演するという。

面白そうなので、全プログラム予約しました。


最初のシーズンは、プログラムA(1&3)とプログラムB(2&4)。


そんなわけで初台は新国立劇場、小劇場


会場は9割がた入っていますかね。


私は2階バルコニーの安席。


寄席のような値段です。



この日はプログラムB。



以下、少し内容を含む



まずは


デカローグ2
「ある選択に関する物語」

〈一人暮らしの医師と、愛人の子供を身籠った女性バイオリニストの対話と選択。
交響楽団のバイオリニストである30代の女性ドロタと彼女と同じアパートに住む医長の二人。ドロタは重い病を患って入院している夫アンジェイの余命を至急知りたいと医長を訪ねる。ドロタは愛人との間にできた子を妊娠していた......。〉

キャスト:前田亜季、益岡 徹、坂本慶介、近藤 隼、松田佳央理、亀田佳明

愛人の子を妊娠した状態で、夫が死ぬかどうかの瀬戸際にいるという、とんでもないシチュエーション。

夫の生存可能性の告知に関する医師の選択と、ドロタの選択………

人生、こんな選択をする日が来るんでしょうか。

同じ体験をしたわけでもないのに、凄く身につまされるような気がする。

人生、プラスマイナスで釣り合いがとれてるのか。



続いて

デカローグ4 
「ある父と娘に関する物語」 

〈父と幸せに暮らす娘。ある日、娘は父が自分に宛てた手紙を見つける。
快活で魅力的な演劇学校の生徒アンカは、父ミハウと二人暮らし。母はアンカが生まれた時に亡くなった。父娘は友達同士の様に仲睦まじく生活していたが、ある日アンカは「死後開封のこと」と父の筆跡で書かれた封筒を見つける。その中身を見たアンカがとった行動とは.....。〉

キャスト:近藤芳正、夏子、益岡 徹、松田佳央理、坂本慶介、近藤 隼、亀田佳明

こちらもとんでもない作品。

血が繋がっているのかいないのか。

亡き母の手紙を挟んで、父娘のホンネがメチャクチャ烈しくぶつかる。

こんなに本音でぶつかるなんて、やったら破滅ですよ。

重過ぎる………



どちらの作品もとんでもなかったけど………

めちゃ面白かった‼️

残りの作品も期待大❗️