急に涼しくなりました。
何を着れば良いのか。
そんなわけで、芸術週間第1弾は
新国立劇場オペラ
ロッシーニ作曲
『チェネレントラ』です〜
『チェネレントラ』はDVDでしか観たこと無いけど、ロッシーニの華やかな音楽がこれでもかこれでもかと続く、すごく好きなオペラ。
ただ、あまりに技巧的な歌唱が多く、こんなの歌える人いるの?という心配をしてしまうようなオペラでもある。
客席は1階ですら、かなりの空席が。
もったいない。
私は3階サイドの安席。
で、開演
【ドン・ラミーロ】ルネ・バルベラ
【ダンディーニ】上江隼人
【ドン・マニフィコ】アレッサンドロ・コルベッリ
【アンジェリーナ】脇園 彩
【アリドーロ】ガブリエーレ・サゴーナ
【クロリンダ】高橋薫子
【ティーズベ】齊藤純子
【指 揮】城谷正博
【演 出】粟國 淳
【美術・衣裳】アレッサンドロ・チャンマルーギ
【照 明】大島祐夫
【振 付】上田 遙
【舞台監督】髙橋尚史
【合唱指揮】三澤洋史
【合 唱】新国立劇場合唱団
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
第1幕
やはりロッシーニの音楽、楽しい。
演奏も良い気がする。
ヒロイン、チェネレントラ役の脇園彩、素晴らしい❗️
超技巧的なところでも不安を感じない❗️
ちょっとゾクっと来た。
演技も溌剌としていて、可愛らしい。
バレエやってたのかな。
オペラ歌手にしては身体動くな。
海外からのゲスト歌手3人、まあまあ良い。
アリドーロ役のガブリエーレ・サゴーナ
渋カッコいい。
ドン・マニフィコ役のアレッサンドロ・コルベッリ
ベテランだ。
そしてドン・カミーロ役のルネ・バルベラ
見た目はスーパーマリオ。
ただ、太っているのであまり動かない。
声は小さめだけど、綺麗。
ドン・カミーロが全然動かないので、チェネレントラの活発さばかり目立つ。
第2幕
ルネ・バルベラ、凄い‼️
メチャクチャ高い音、全く不安なくバーンと出るなー。
技巧的な歌唱もスイスイこなす。
会場は凄い拍手で、まだ途中なのにアンコールで歌ってくれた。
もうこれだけで満足だ。
脇園彩、また素晴らしい。
この安定感、よほど発声が正しいのかな。
どの分野でも、レベルが上がると不安定さが無くなっていく。
やっていることが比較的正しくて、なおかつ実現度が高い。
演出は劇中劇風だというけど、どこまでが劇でどこからが劇中劇なのか、ゴチャゴチャしてそれほどハッキリしていない感じ。
でも、そのおかげで、オペラの舞台を現代に移しかえるという不自然を、かなり消している。
撮影所内というのを生かして、バラエティとファンタジーに富んだ、なんでもありの舞台になっていたな。
そんなわけで終了
第1幕 105分
第2幕 65分
長いけど、全く飽きず、眠くならず、楽しかった❗️
脇園彩の安定した歌唱と可愛さ
ルネ・バルベラのアリア
その他の外人達の安定感
遊び心満点の演出、舞台装置、衣装
凄く良かった。
久々にスタンディングオベーション。
やはり『チェネレントラ』は良いなぁ。
次は『椿姫』だ