夢野久作『ドグラ・マグラ』 | ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

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今日は良い天気ですな。

外は気持ち良い。



最近、また香港が大変ですね。

二十歳そこそこの若い人達が、自分達の社会を守る為に国家権力と闘う様は、ホントに凄い。

尊敬する。

日本で言えば、全共闘の頃のような感じなのかな。

私も二十歳くらいにこんな状況だったら、喜んで参戦すると思う。

でも、今の平和な日本では、自分の長い人生を生き抜くサバイバルで手一杯。

新型コロナに虐められて、ウジウジしている日々。

香港、頑張れ!






さて、ようやく読み終えました。

ドグラ・マグラです〜

噂に聞いていたので、前から読んでみたかった。


【『ドグラ・マグラ』は、探偵小説夢野久作の代表作とされる小説で、構想・執筆に10年以上の歳月をかけて、1935年に刊行された。小栗虫太郎黒死館殺人事件』、中井英夫虚無への供物』と並んで、日本探偵小説三大奇書に数えられている。
……その常軌を逸した作風から一代の奇書と評価されており、「本書を読破した者は、必ず一度は精神に異常を来たす」とも評される】


これは期待できますな。


作者の夢野久作は全く知らない

【夢野 久作(ゆめの きゅうさく、1889年明治22年)1月4日 - 1936年昭和11年)3月11日)は、日本禅僧陸軍少尉郵便局長、小説家詩人SF作家探偵小説家幻想文学作家。他の筆名に海若藍平香倶土三鳥など。現在では、夢久夢Qなどと呼ばれることもある。戒名は悟真院吟園泰道居士禅僧としての名は雲水(うんすい)、法号を萠円と称した】


なかなか変わった経歴の人物で、家系もなかなか。

これは益々期待できますな。




で、読んでみた




文庫本で、上下巻で2冊なのですが・・・・・・・・とにかく文字がビッシリ。

ほとんどが独白や演説のようで、延々と文字、文字、文字・・・・・・・・

思ってたより強敵だ。


話の中核は、精神病や記憶についての研究だけど、昔の本だから「キチガイ」という言葉がバンバン出て来る。
現代では、差別用語だ!とか言葉狩りに逢ってしまいますが、言葉自体に罪は無い。


長い小説ですが、「キチガイ地獄外道祭文」「胎児の夢」「脳髄論」など、バラエティに富んでいて、だんだんと引き込まれて行く。

エルンスト・ヘッケル反復説も真実味を帯びて来る。


探偵小説家だけあって、終盤になるに従って、え!?そうだったの?と、怒涛の展開。

読み終わるのが勿体無く感じてしまう。


「一度読んだだけでは理解しきれず、また読み返すことになる」と言われるだけあって、やはりもう一度読み返したいけど、時間かかるんだよな。

どうするか。



映画になったらしいので、とりあえず安いDVDを買ってみるか


「キチガイ地獄外道祭文」を実際に曲にしたCDがあるという
ややアップテンポにしても、80分かかったらしい。

うーむ、買うか、買わないか・・・・・