映画『巴里の屋根の下』 | ダンス徒然草 〜千葉・社交ダンス教室のあれこれ〜

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ジダン監督が辞任して、また少し驚いています。



さて、お次の映画DVDは巴里の屋根の下


【『巴里の屋根の下』(ぱりのやねのした、原題:Sous les toits de Paris)は、1930年に製作・公開された「詩的リアリズム」の出発点というべきフランスの映画である】


詩的リアリズムってなんだ。
ヌーヴェルヴァーグだの、映画の世界にも○○○○派とか、○○○○主義みたいなのがあるのか。



この映画、主題歌である『巴里の屋根の下』を、『パリの空の下』と間違えて観たのです。


【「パリの空の下」(フランス語: Sous le ciel de Paris)は、ユベール・ジロー (Hubert Giraud) 作曲のシャンソン

フランス映画巴里の空の下セーヌは流れる』(Sous le ciel de Paris)の挿入歌でもあり、リーヌ・ルノーが創唱した】


こちらはシャルル・アズナヴールも歌うメジャーなシャンソン。
こっちの映画も観てみたいですな。



で、観てみた


90年近く前の映画だけに、古いし、人物達の振舞いが理解不能だったりする。

ストーリーはいたって単純で、男を振り回す小悪魔的な?女と、貧乏だけど男気のある?男の話。

はたから見れば、なんでこんな女がいいのか分からない。

古い時代の反動で、こういう移り気な女性像が新しいという風潮でもあったのか。

わからん。


でも、最後、身を引いて、何事も無かったかのように歌うアルベールが、なんだか哀しくてジーンと来る。


そこを踏まえて主題歌『巴里の屋根の下』を聴くと、楽しさと物哀しさが混じったいい歌に聴こえる。





ムービーウォーカーより
あらすじ

パリの場末の裏町に二人の若者が住んでいる。アルベエルは歌を歌って歌譜を賣るのが商売、ルイは露店商人である。二人はいつも連立っているので美しいルーマニア娘のポーラに逢った時も一緒だった。そこで彼等は彼女に挨拶をする者を賽ころで決める。しかしその間に界隈の不良の親分フレッドが彼女をカフェに誘い入れて了う。翌日アルベエルは歌を売っていて聴衆の中にポーラを見出して近づきになるがフレッドが出現したので手をひく。フレッドはポーラを好餌と目して口説きにかかると、彼女はフレッドの荒っぽさに心を惹かれ、晩にはダンスへ行くことを承諾する。其晩バル・ミュゼットでアルベエルとルイとは彼女がフレッドと踊っているのを見て失望する。フレッドは素早くポーラの部屋の鍵を彼女の手提げ袋から抜取って了い彼女に無理に接吻しようとする。ポーラは怒ってフレッドの頬を打ってダンス場を跳出して了う。アルベエルはルイと別れて帰る途上彼女と出会い、うちに帰るにも鍵を取られて困っているポーラに自分の宿に来いと勧める。彼女は彼の招待を受けた。其夜二人は寝台を挟んで床の上に別々に寝た。これが縁となりポーラはアルベエルの愛情にほだされて結婚することになる。嬉しさに有頂点となった彼は準備を始める。が彼の知合いの泥棒から贓品がはいっていると知らないで鞄を預かっていたために窃盗の嫌疑をうけてアルベエルは拘引投獄される。自分の荷物を纏めてアルベエルの許へ来ようとしたポーラは彼が曵かれて行く姿を見た。彼が二週間入牢している間にポーラはルイと親しくなり夢中に惚れて了う。そして彼に対する嫉妬からフレッドに誘われるままにミュゼットに踊りに行く。その日はアルベエルが無罪放免された日だった。彼は酔ってミュゼットに行きフレッドが怒りの眼を剥いているのに関せずポーラと踊った。当然の結果裏町の一隅で決闘が始まる。多勢に無勢でアルベエルが危ないところをポーラの急報を受けて駆けつけたルイの機転の発砲で助かる。騒ぎを聞いて集まった警官達にフレッド一味は一網打尽される。カフェに落付いて無事を悦び合ったアルベエルはポーラがルイと深く愛し合っているのを知って、親友に彼女を譲った。翌る日歌を売るアルベエルは妙に淋しそうに見えた。