こんにちは。
RiLi.です。

私は約1年ほど前から同じ志を持った者たちと一緒に、
MetaBeautyDAO(以下MBD)という美容のコミュニティ運営をしています。

たまたまWEB3というデジタルの世界で知り合った美容師さんたちと一緒に、
「デジタルと美容を融合させてもっと美容界を変えていこう」という信念のもと始めました。

やはり美容業界にある程度いる人たちの中には、美容業界の中にある《変えていかなくてはならない事》をよく理解している方が多いと思います。

私たちMBDも1年近く手探りで活動を続けてきて、感触のある取り組みや、やっぱり難しいな・・・と思う取り組みも多々あります。

ただ忘れてはいけないのは、根幹にある【美容業の社会的地位の向上】です。
このテーマはMBDを立ち上げる前から個人的にもずっと考えてきたことで、(美容)という仕事に従事しながらも、どこか自分の職業の社会的地位に懐疑的な自分がいました。

それは、歳を重ねるにつれ感じることが多々ありました。

見習いの時代から、どんな職業にも負けないくらい、時間とお金を投資してきたのに、胸を張って「美容師です!!」と言えるくらいの職業になってほしい。

もちろん、そんなん言えますよ。って人もいると思いますが、ここで言っている意味というのは、僕らが若いころのような《あこがれの職業NO,1》とかそうゆう部分です。

美容業に就くことをより多くの人が憧れる。美容学校にも希望者が殺到して入学すら厳しい。理想の結婚相手も医者と同率1位。それくらいの職業になってほしい。そう心から願います。

今は、誰もが目指せる職業だったり、どちらかと言えば、勉強できない子が目指す職業だったり、ちょっとヤンチャしてた校則も守らないようなタイプの子が目指すイメージのほうが強いのではないでしょうか??

大学卒業してまでなりたい仕事でもないし、娘の結婚相手が美容師だと、親さんも心配する方が多いのではないでしょうか??

そんなの、なんかムカつくじゃないですか!!

だからこそ、美容業界は改革が必要だと思います。

そのために必要なことは、社会的地位を向上させることです。

そして、私は美容業の社会的地位を向上させるための2つのテーマを掲げています。

①一般職と遜色ない労働環境を作る事。(労働環境改善)
②現在の美容サロンの売り上げの他に新たな売り上げを加える事。(新たな価値の創造)


この2点に尽きると思います。

①の労働環境改善は、現代社会においては既に言わずもがなですが、ジャニーズ事務所、お笑いの吉本、宝塚歌劇団のニュースでも解かる通り、今や《その職業を選んだんだからそこは我慢しようよ》という事が通らない時代でもあります。
そんな時代背景の現代で、美容業だから仕方ない。では通らない事が増えました。
深夜まで続く夜のトレーニングや、休日のセミナー参加。そうしたことさえ難しくなってきた時代です。
これは、私を含めた過去の美容業界の人からすれば理解できない時代です。しかしながら、時代の針は既に進んでいるという状況を、まずは私たちから理解しなければなりません。

残業や有給の定義づけ、一日の労働時間や休憩時間、最低賃金、保険など、美容業界には馴染みのない労務の見直しが必要です。

美容業の社会的地位を上げていくにはまず、その土俵に立つ事が必要なのです。
まずは、一般職と同水準の労働環境を作っていく。これがとても重要です。

現に、美容業界を去っていく人の多くが、この労働環境を原因としています。
ということは、そこを改善していけば業界から去る人が減る。

行業に従事する一人ひとりが、自分の職業を誇りに思えることが大切です。
そのためには、業界から去っていく人をできるだけ減らす。これが重要だと考えます。


次に②の新しい価値の創造ですが、これは以前このブログなどでも何度も主張してきている事ですが、

まず、今の日本社会は人口が減少しています。
そして、美容室の数は増加や現状維持。
単純に、日本の人口に対して美容室が多すぎる問題があります。

例えば、年々人口が増加していく国で、お茶を売っていたとすると、売り上げは毎年増加していきます。
逆に、人口が減っていく国でお茶を売っていると、売り上げは年々減少していきます。
日本というのはどの産業もそうですが、消費者の数が毎年減っていくのです。
それに比例して、毎年同じことをしているだけでは、平均的に見れば売り上げは減少していきます。

美容師の業界を例に出すと、美容師業界は、少なくとも私の見てきたこの20年は商品が変わっていません。カット、パーマ、カラーで料金をお支払いいただく。
近年では、ヘッドスパやまつ毛メニューなどが増えてきていますが、それでもそこまで大きく変わっていません。

もっと根本的な新しい売り上げを生み出す。これが必要だと思います。

MBDでも提唱している、オンラインカウンセリングなど、できれば対面ではなくオンラインで売り上げが埋めるものであることが理想的です。

ここで新たな価値が生まれ、美容師がオンラインでも売り上げを上げていくことに成功すれば、美容師の働き方は大きく変わるでしょう。

現在の美容師の働き方は、どうしても対面での施術がメインとなり、現場から離れられないことが多く、時間の融通が利きづらくなります。

理想論ですが、売り上げの半分が対面施術、また半分がオンラインによる売り上げとなれば、意味のない待ち時間が減り、働き方も大きく変えることができるでしょう。

私はデジタル×美容を運営している観点から、その新しい売り上げをデジタルを使って生み出せたらなと思っています。



いかがでしたでしょうか?今回は美容業の社会的地位を上げていくための2つのテーマについてお話しさせて頂きました。

これからも、少しづつ私たちの取り組みをこのブログで紹介していけたらなと思っています。

それではまた・・・・。

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