ベートヴェン連続演奏会の最終回 ”越谷ニューイヤー第九”
を聴きに県内の越谷サンシティホールに行って来ました。
この連続演奏会は2022年5月の交響曲1番と3番から
スタートして第二回は交響曲2番と5番、第三回は4番と
6番、第四回が7番と8番、そして最終回の今回が9番と
ベートーヴェンの交響曲の全曲を演奏する企画です。
そして、この連続演奏会はチャリティーコンサートとして
入場料収入の全額が「ユニセフ」と「あしなが育英会」に
寄付されます。
市の教育委員会がチャリティーコンサートの主旨に賛同して
後援していることから越谷市長よりご挨拶がありました。
本日メインの交響曲第九番は今から200年前の1824年に
ベートヴェンが亡くなる2年前の54歳の時に聴覚を失う
という絶望的な状況の中で作り上げた独唱と合唱を伴う
交響曲です。
最高傑作に位置付けられるだけでなく、西洋音楽史上最も
優れた作品の一つに数えられています。
ベートーヴェンの9番目の交響曲で2年間かけて完成した
曲ですが、56歳で生涯を閉じる最後の交響曲となって
しまいました。
話がそれますが、交響曲とはどういう意味でしょうか!
交響曲は英語でSymphony=シンフォニーと言い
沢山の楽器が同時に一つの曲を奏でるという意味との事
です。
そして、そのシンフォニーを交響曲という日本語を考案して訳語したのは、ドイツ留学経験があり音楽にも興味を持っていた明治・大正時代に生きた文豪の森鴎外だと言う事を何かの本で読みました。
美しい歌声を披露してくれた4名の独唱に観客から拍手が
第九は暮れの風物詩のように年末に公演される事が多く
それ以外の時期は少ないので、1月早々から聴けて幸運
でした。
昨年12月24日の第九のコンサート以来、ほぼ一か月で再び
第九を聴く事が出来た素晴らしい演奏会でした。