セブンスター・オーケストラの第14回記念公演を聴きに
都内墨田区の すみだトリフォニーホールに行って来ました。
会場のすみだトリフォニーホールは新日本交響楽団の
本拠地です。
当楽団の音楽監督をしている佐渡 裕氏がすみだ音楽大使の
タスキを掛けて出迎えてくれました(^^♪
20世紀最大の交響曲と言われているショスタコーヴィチの
交響曲第5番「革命」
旧ソ連時代、スターリンの大粛清でショスタコーヴィチの
友人や親戚が逮捕されたり処刑されました。
この曲はショスタコーヴィチがスターリンに対する恨みや
叛逆心を秘かに表現したと言われています。
おごそかで、重厚で、悲しみや怒りが曲に詰め込まれ…
曲の背景を思い浮かべながら聴くと、胸に迫ってくる
ものがあります。
作曲者の意図がこれほどまでに表現された曲は他にはないと
思って、いつも聴いています。
挨拶のスピーチをする指揮者の河上隆介氏
第4楽章の最後は、弦と木管で 「ラ」 の音を252回も執拗に
反復し、興奮を最大に盛り上げて曲が終わります。
この 「ラ」 の音は、スターリンに対する怨念の音だと
何かの本で読みました。
演奏を終え、コンサートマスターと握手をする指揮者
このショスタコーヴィチの交響曲5番が大好きです。
自宅でCDを聴いていますが、何度も聴いていると生の演奏
を聴きたくなる衝動にかられ、ネットで探しました。
90人規模のオーケストラ、迫力ある素晴らしい演奏に
興奮と感動の連続でした。