#6の続きです。
↓参照
さて、翌朝は725発の新宮行きの始発列車に乗るため、少し早めに、7時過ぎに宿を出て江住駅へ。

朝の江住駅

待合室には立派な木製のベンチが並べられていました。
流石は木国(紀伊国の元の名称)
ただ、江住駅の1日当たりの乗車人数は11人
ベンチの席数だけで1日当たりの乗車人数を超えてしまいます。(写真以外にもベンチがありました)
このベンチが全て埋まるくらい乗客が増えるといいのですが…。

ホーム側から見た駅舎。

穏やかな朝の島式ホーム

新宮行きの始発列車が到着しました。
誰も降りてこないと思っていたのに、高校生くらいの可愛いギャル←死語(笑)が3人下車してきました。
ナゼ?
一体、江住に何があるのか!?
また、私以外に男性が1名乗車し、次の和深で下車し、代わりに女性が1名乗車してきました。
でも、車内はガラガラで空気を運ぶような状態
白浜ー串本は乗降客数か僅かな駅がほとんどですが、
↓参照
このように普段使いする人がいると、廃止や廃駅とは簡単に言い出しにくくなりますね。

ただ、田子駅の1日当たりの乗車人数は、2023年度は僅か3人
先ほど、簡単に廃駅とは言いにくいと書きましたが、流石に3人では厳しいですね…。
さて、1940年に紀勢西線が紀勢中線(旧新宮鉄道)と接続するまでは、紀伊半島の交通の主役は船
そのため、串本、勝浦など南紀に向かうには、一般的に船を利用していました。
↓参照
けれど、紀勢本線が開通してからは鉄道が主役になりましたが、モータリゼーションの発展により、現在では車が主役に置き換わっています。
しかし、急峻な地形の紀伊半島は自動車道の整備が難しく、現在開通している紀勢自動車道のすさみ南ICから串本へ延長するすさみ串本道路は、元々2025年春に開通予定でしたが、硬質岩の対応のため2027年夏頃に延期され、さらにその先の太地ICまで延長する串本太地道路については、開通の目途さえ立っていない状況
存廃の議論の出ている紀勢本線の白浜ー新宮ですが、代替道路として串本太地道路が開通するまでは、廃止の議論にはならないのではないでしょうか。(国道42号はあるけどカープか多いですからねぇ。)
ただし、乗客が増える要素はほぼ絶望的なので、
↓参照
気休めにしかならないかも…。

串本駅に停車する新宮行きの列車

朝の荒船海岸


8:47紀伊勝浦に到着
9ːː00発なので13分間の停車を生かして途中下車し、急ぎ足で3分くらい歩くと、

かつて紀勢本線で活躍したC58
駅近くの公園に静態保存されています。
C58は、旅客列車がDC化された後も、貨物列車の牽引を担っていました。

かなり傷んでますね…。

ここの事情は知りませんが、全国的に静態保存のSLの管理の担い手が高齢化し、年々保守が難しくなっているようです。

紀伊勝浦駅の跨線橋の内部
熊野三山をアピールする仕様ですね。

さて、駅まで急いで戻り、再び新宮行きの列車に乗り込みました。
さて、2両編成の列車は、紀伊勝浦から乗客がグッと増え、ほぼ座席が埋まるくらいに。
紀伊勝浦ー新宮は人口が集まっているので、白浜ー新宮でも乗降客数が多めです。
特に、紀伊佐野では20人くらいが下車
ワンマン列車なので車内で精算をしますが、下車する人たちがズラッと列をなしていました。
多くは中高生と女性たちで、近くにある巴川製紙所の跡地を活用した大型のショッピングセンターへ向かうようです。

さて、9ːː22に新宮に到着

コンコース

駅前には新宮鉄道のモニュメントがありました。
新宮駅前には意外に何もなく、次の多気行きの列車の発車まで1時間半近くあるので、このままボーッと待つのももったいない。
けれど、熊野速玉大社や浮島の森など新宮の観光地はほぼ行ったことがあるので、今回はパス
そこで時刻表を見ると、9ː42発の紀伊田辺行きの列車に乗り、那智で下車して10分ほど待つと、新宮行きの列車が来るので、その方法をとることに。
自由に乗り降り出来る。
これも18きっぷの魅力の一つですね。

9ː42発の列車は2両編成で、中高生くらいの若い人と女性たちで座席が埋まるくらいでしたが、あえて立ち席の方もそこそこいました。
そして、2つ目の紀伊佐野で30人くらい下車
紀伊佐野の乗降客数が多いのは、やはり大型のショッピングセンターのお陰のようです。
さて、次の宇久井から中学生くらいの男子2名が、車内に自転車を持ち込んで乗車
御坊ー新宮はサイクルトレインの利用区間となっているので、無料で自転車の持ち込みが出来るのです。
ただし、この3月14日のダイヤ改正以降は、これまで認められていた「日・祝日」や「学校の長期休暇期間の土・平日」の朝の列車については、持ち込みが出来なくなったようです。
そして、10ː00に那智に到着したので下車
昨日訪れたところですが、やはり那智駅の駅舎は趣きがありますね。
これもサイクルトレインの課題の一つのようです。

さて、10ː10発の新宮行きの列車で戻ります。
そして、紀伊佐野では20人くらいの人が下車。
やはり、目的は駅近くの大型のショッピングセンターのようです。
ここは、スーパーマーケットだけでなく、映画館やハンバーガーショップ、アイスクリーム店などいろいろな店が揃っているので、若い人が集まりやすいのでしょう。
なお、廃止が噂される白浜ー新宮ですが、かつての新宮鉄道(紀勢中線)の区間である紀伊勝浦ー新宮は人口が集まっている地域でありコンスタントに乗客がいるので、廃止するのはもったいないですね。
ただし、白浜ー紀伊勝浦を廃止して紀伊勝浦ー新宮を存続させると、JR西日本として越美北線や七尾線、大糸線のようにいわゆる飛び地路線となるので、避けたいところでしょう。
また、地元自治体等との調整も難航しそうなので、もしこの紀伊勝浦ー新宮のみを存続させるとなると、紀伊勝浦という南紀屈指の観光地を擁していることから、東海道新幹線から得られる潤沢な収益に支えられるJR東海に移管するのが現実的かも知れないですね。
#8に続きます。






