悲喜こもごも | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

そういえば受験シーズン近し。

推薦はもうきまっているひとも多いでしょうか。


最近のフランスへの留学は、ますます大変になっているそう。音楽学校は公立は入学試験があります。フランスへ来て試験に受かり、仮の入学証を含めて書類をもれなく用意したのに、なぜか学生ビザが下りない、というケースも聞いてます。そのため、足げく大使館へ通い半年遅れて入学できた方もあるそうです。予算は必要となりますが、またこのようなケースがあった場合は、パスポートがあれば3か月間は滞在できるので、とにかく入学してみたらどうか・・・?と思います。


長期滞在を目指すと、一気に大変なことになります。

でも、3カ月で一区切りなら(バカンスのたびに帰るとか)

一年ビザでなくても、なんとかやっていけそう。


かつては、同じ学年を何度も繰り返し、とにかくずっとパリにいたい・・・ということもありました。私立であれば、成績が悪くとも、商売でもあるので追い出す理由はありません。が、今は私立でもたとえば3年間同じレベルにいると、フランス政府(というか移民局が)の方が、「もうダメです」と言ってくることもあるようです。なぜか・・・?はご想像におまかせします。


本当にこの一年くらいの変化ですから、実証少なし。

見守っていくしかありません。


留学!

長期滞在!

頑張る!


に一途になってしまうと馬、目的に集中するのはよいのですが、

目標に突進する性格は、なにかあったとき、

全面的に「お先真っ暗、もうすべておしまい」となる気分がして・・

他に方法がありそうなのに身動きできなくなるくらいショックかも。


しかしフランスへ来るに当たり、こういう時の柔軟性ヒツジこそ、必要な条件ではないか、と思います、外国暮らしをうまくきりまわす、柔軟さです。日本ですでに困難に出会ったら、そのときこそうまく利用して、知恵を使ってください。また、一年間ビザをどうしてもおらなくてはならないのか?などなど、もしかしたら、抜け道、いや、寄り道をして本堂へたどり着く方法もあるのかもしれません。


・・・いや、本道でした。


本当に勉強したいという気持ちがあれば(卒業証書が必要とか入学するだけでいい、とかではなく)、

「この方法でしかダメ」「この学校しかダメ」・・・ではなくて、「勉強の方法」はどこかでみつかるのではないか、と思います。


読者登録してね