パリに来たばかりの頃、おともだちの知人のところへお呼ばれした私。私もご本人に日本にいるときにお世話になったのです。場所は当時住んでいたバスティーユ“若者の街”からとおくパリの反対側、瀟洒なアパートが並ぶ地区でした。
手ぶらではいけないし…と買った、100フランの花束がふところに痛かったあの頃。(2500円くらい?)おふろ代としては高くつきますそう私の家にはシャワーしかなくて、ついでにお風呂へ入らせてもらったのです。でもせっかくですもの。きれいに作られた花を買いました。
ご主人はお仕事で遅くなるということで、小さいお子さんをまず寝かせつけてから、”ゆうげ”が始まりました。「おかあちゃまご本読んで」というお子さんがかわいらしかったこと。ベビーシッターさんを呼ぶでもなく、ちゃんと8時頃、お客様の時間にはおねんね、という、きっちりフランス式のしつけです。
(真似したかったんですが、うちはそもそもゆうげを開催する場所がない!)
全部アパートについているのだと記憶しますが、食器も素敵なものでした。細かくは覚えていませんが、その日はきっと日本食だったのでしょう。よく留学生を招いてくださっていました。
あ、では次も、留学生に大盤振る舞いして下さった方の話をしようかな!