留学生日記54~これって校舎?~ | パリと音楽と大学と

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パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

ノートルダムに入ってからわかったこともいろいろありました。

入る前には「かけもちができるだろうか?」「本来の希望ではないのでは?」といろいろ心配をし、つまりは「入っていいのだろうか?」という疑問がありました。普通ならここで入る前に悩んで悩んでどちらかを選ぶところなのかもしれませんが?


「やってみてから考えよ」


と思うようになっていて、2足のわらじ生活がスタートしたのです。


ノートルダム聖歌隊が、「学校」として発足したのは私の入る数年前のことのようでした。授業は、たとえばノートルダムのすぐ右隣にある建物で行われました。鍵がしまっていて、普通は暗証番号がないと入れません。また、セーヌ川の反対にわたり、しばらく歩いたところにもう一つ校舎があり、ここでも練習やレッスンが行われました。

でも・・・この建物、学校が購入した?ばかりでした。立派なたてものなので、特に階段が素敵なお屋敷といったところ。しかし、それまでは普通に「住まい」だったようで、学校の「が」の字も感じられないのです。


最初に契約書をサインした部屋だって、小さな屋根裏部屋でした。

古い壁紙もそのまま。小さな台所もそのまま!

(そういうの大好き)

人のお屋敷に乗り込んでレッスンしてる感じ!

階段は映画に出てきそうならせん階段。

ときどき、少年聖歌隊ともすれ違います。

その昔は名古屋に来たし、ドミニク・ヴィスも入っていたそうです。


この建物、今ではきっとこぎれいになったことでしょうが・・・



そうそう、書いているうちに


ここも寒かった~


ような気がしてきました!


(暖房が入る前にやめちゃったからでしょうね)