留学生日記41~あきこと時代・パリ風~ | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。


わたしのなまえはあきこ。
気がつくと、ここパリでも、まわりに「あきこ」さんがたくさんいらっしゃるのです。

でも、同じ漢字の方にはお会いしたことがありません。
ずいぶん前のことですが、同県に同じ名前の方がいらして、日本大使館で書類を間違われそうになったことはありますが、この方もちがう漢字の方でした。

昭和の昭、確かに日本人の方にはとても説明しやすいです。
それにしても、平成生まれのひとびとも、もうすぐ成人。
音楽留学生の中には若い方もいらっしゃるので・・・ああ、いまや時代がちがう!

それにしても、あきこさんにはご縁があります。それは幼稚園の「あきこ先生」の時から、大人になってからの先生にも。そして生徒さんにも。(一字違いの歌手の方もいらっしゃるし。)
まだまだ続きます。みなさん、字の違う方も多いので、楽しみです。

そんなあきこさんのひとりが、クラスは違うけれど、最初の学校が同じ専攻でした。ひょんなことから出会って・・・他に共通の知り合いがあって・・・でもいつのまにか、連絡は途絶えてしまいました。

そして、年月は10年以上たっていきました。

そんなある日、彼女がパリに戻ってきているということを風の便りにききました。

そして、ネットのおかげで、再会したのです、私たち。

お互いに忙しくて(いや、私が出不精)ゆっくり話せないけど、会うときには、まるで鉄砲玉みたいにいろんな話が出てきます。昔の失敗談ももちろん!笑いが絶えなくて、一緒にいる間中、ひーひー言ってます。

中学校の同級生とは、おおむかしの話、
高校を分かち合った人とは、その時代の思い出話、
大学の同級生とは音楽の話、

留学の苦労を同じ時に分かち合った友人は、やっぱり、あうんの呼吸でその時代の話に花が咲きます。

今、その友が10年の年月を経て、似たような状況で、パリに滞在している。


こんな友人が持てるのも、「そんな時代もあったねと」・・・だからです。