留学生日記37~バカンス・続 | パリと音楽と大学と

パリと音楽と大学と

パリにて声楽、シャンソンを指導。パリの音楽学校在学中より、フランス各地・ヨーロッパで様々なコンサートを経験。フランス国家公認声楽講師資格。アラフィフの物語を振り返るつもりです。

久しぶりに日本へ電話しました。彼女はもと留学生で、やはり長年フランスに住んだ人。

バカンスの話をしていたら、昔は期間が違っていました。私はすっかり忘れていたあせる

10日間とか2週間、あれこれ変更が続き、クリスマス休暇が10日しかなかったこともあったそうな。

どういうことかというと、これは政府レベルの問題でして、


「冬休みは遊びに行ってらっしゃい」クラッカー


と、粋な計らい


ではなくて、


「観光地に行ってお金を使ってらっしゃい」銀行



という商業目的なのですね。


だから、冬と春の休みは、全国が三つの範囲に分けられ、一種間ずつずれて休みが始まります。

観光地が一度に混雑しないように、という暖かい配慮です。

さて、今年の詳しい休みです。2007-2008年度の、パリでの休みです。


ハロウィンtoussant全聖人の日(お盆みたいな感じ)

10月27日(土)~11月8日(木)の朝8時まで(つまり木曜は授業があります!)


クリスマスツリークリスマス休み

12月22日(土)~1月7日(月)の朝8時まで


お正月は特に祝わないので、年明けの月曜には再開、というわけ。年明けさし世の月曜が再開日で、そこから2週間さかのぼってバカンスが始まるという感じなので、2年ほど、1月3日再開が続きました。

三が日もない正月・・・これは気分的に疲れました。


雪冬休み(パリ・ボルドーなど、他は違うので気をつけて)

2月23日~3月10日(月)再開


桜春休み(イースター休暇)

4月19日~5月5日(月)再開


地域によっては4月5日より休みなのです。


夏休みは7月3日より。

フランスで手帳を買うと、たいてい学校のバカンスの予定がこうして記載されています。

(たまに、それが変更になることもありますが、ここのところ安定しています。)

学校は午後4時半まで拘束が普通です。

就学では5時半まで授業の日もあり、3時半で終わりという日もあるそうで、かなり不規則。

習い事を続けるには、難しい条件。


親御さんはこういう予定表を見て、バカンスの予定を決めていくのですね。

有給休暇も昔はなく、勝ち取ってきたものなのです。