新テーマ開設=『人生を変えたシリーズ』(映画監督編) | 還暦フリーランサーのおしゃべり処

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元競馬専門紙記者/旧ブログ~「オヤジの競馬倶楽部」~
(ヘイトスピーチはご勘弁)

 

  いつも傍にありました

 

 昨夜遅く、映画『PERFECT DAYS』に絡めて浜田真理子版の『朝日楼』についての記事をアップしたら、案の定、寝付けなくなってしまった。そんな時にネットサーフィンをしたりすると、余計に眠れなくなるのは承知しておるのですが、よりによってのヤフーニュースを見つけて、ますます目が冴えてしまい、ほとんど寝ないで(は大袈裟かな)朝を迎えてしまいました。

(こちらです↓)

 

 

 

 書き始めると例によって長くなるので、できる限り端折りますけど、このカナダ出身のノーマン・ジュイソン監督作品の中に、自分が最も観た映画があるのです。最も観た、というのは作品数ではなく、いや作品もたくさん観てますけど、とにかく1本の映画の鑑賞回数のこと。

 

 最初に観たのは再上映(1982年頃)される際の試写会でした。公開から10周年を記念して、だったのかどうか、場所は今はなき久保講堂だかどこかでしたね。

 チケットを入手したカミさん(注:結婚前)は始まってすぐに寝てしまいましたし、周りのお客さんも途中で席を立って帰っちゃう人が多かったのですが、私はすぐに入り込んでしまった。

 あまりに興奮し、観終わった数日後、後先考えずに大学の生協にサントラ版を取り寄せして購入。以来、本当に何度観た、聴いたことか……。

 

『ジーザス・クライスト・スーパースター』

(画像はLPのライナーノーツと、30年越しに手に入れたDVDの3枚セット)

 

 ストーリーは省きます。とにかくミュージカル……いやロックオペラでして、それもハードロックなんですわ(イギリス本国で先行して発表されたLP版のジーザス役が、ディープパープルのイアン・ギランですから)。

 作曲はミュージカル界の巨人アンドリュー・ロイド・ウェーバーで、彼のほとんどデビュー作であり、出世作です。

 作詞は良き相棒であるティム・ライス(『エビータ』でもコンビを組んでます)。ハードロックなのに(失礼)詞が素晴らしいのです。

 すぐにサントラ版を購入したのは、この作品がロックオペラであるからには、「ライナーノーツはセリフ(脚本)ってことだよな」と思ったから。

 上の画像にあるのはライナーノーツをコピーしてA4サイズに組み直したモノ。B5版も作りましたねえ。おかげで一時は何曲かソラで歌えましたわ。

 

 もし「無人島の一冊」ならぬ「無人島の一枚」を選ぶなら、これ一択かな。映画にしろレコード(アルバム)にしろ、〝一枚〟で間に合う、ということになりますので……。

 

 ノーマン・ジュイソン監督作品をひとつひとつ語り出すと、ますます長くなるので、ここではひとまず脇に置いておくとして━。

 長く生きてきて、いろんなシーンシーンで支えてくれた映画だったのに、その監督がご存命だったことをニュースを見るまで知らなかったのはいかんですね。確かに30年以上も新作が発表されておらず、97歳という高齢では消息を追えないのも無理はなかったのかなあ、などと言い訳しても始まりませんが……。

 

 そして、消息を追えていなかったもう一人、スペインのビクトル・エリセ監督を思い出しまして、調べてみたのです。

 すると……。

 

  2月9日公開!絶対観る

 

 『PERFECT DAYS』のヴィム・ヴェンダース監督の代表作として『ベルリン天使の詩』を挙げた際に、

 

 

「ミニシアター隆盛のはしりとなった作品」と書きましたが、内容的にはこれに負けず劣らず、どころか、個人的には「こっちでしょ」というのが、

 『ミツバチのささやき』

 その監督がビクトル・エリセです。

 

 もともと寡作で、いや寡作にも程があるだろ、と突っ込みたくなるくらいの監督ですから、長編作品が1992年の『マルメロの陽光』以後、新作が発表されてなくても驚きはない。だから消息を追えないのはノーマン・ジュイソン以上に仕方ないところはあったのです。

 が、6月に84歳になる今年、新作が公開されることを知ったのです。

 『瞳をとじて』

 

 31年ぶりの新作で、しかも『ミツバチのささやき』で子役を演じたアナ・トレントが出演するそうです。スクリーンで観るのは『ブーリン家の姉妹』以来かなあ。

 とにかく、ウダウダ言ってないで観ます。

 2月9日が公開日。

 絶対に観ますんで。

 

(新テーマ開設について説明しようとしてたのに、脱線しまくっとるやないの。しかもこの長さ……。これでも大幅にカットしてるんですけどねえ、スミマセン)

 

 

 

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