喧騒後の東京開催
6月に入っての東京競馬開催が結構好きなのです。
5週連続GⅠの喧騒が過ぎて、しかも梅雨入り後とあって、お客さんの入りがまばらなことがあります。
「ゆったりと指定席に座って競馬を観れるのは、このタイミングしかないんじゃないの?」
くらいに思います。
2歳馬のデビュー一番乗り組、も観ることができますしね。
ゆったり、のんびりを求めるなら土曜日がいいのですが、やはり欲張って重賞も観ようとすると、エプソムCかユニコーンS、ということになります。
で、将来へ思いを馳せるなら、JRA限定の3歳戦初のダート重賞となるユニコーンS、になるのですが、このところダート競馬の番組改編がますます活発になっていて、ユニコーンSも今後の位置付けが微妙になってきました。
だからこそ、特に今年は観ておきたい、という思いはもちろんあるのですが……。
逸材でしょうね
今週号の週刊競馬ブックの表紙。正面の馬が今年のイギリスのダービーを制したオーギュストロダンです。
ディープインパクトの最終年度の産駒だそうです。まあそれについていまさらどうこう言うのもどうかと思いますので、ひとまず別の話題(かなり脱線します)を。
欧米の馬名には、歴史上の人物や、著名なアーティストの名前が、そのまま使われることが少なくないです。日本に伝わるフルネーム(ミドルネームとかはナシで)の馬も、これまでにも確かにありました。
ネーミングの際に、オーナーさん独自の思い入れがあってのことかと思いますし、それこそこれについては、私どもがどうこう言える筋合いのことではありません。
ただ、〝オーギュストロダン〟なんて、こうストレートに来られると、文化の違いだという理解の仕方を超えて、多少のけぞってしまう感覚も否定できません。
極端な例えになってしまうかもしれませんが、〝カツシカホクサイ〟とか〝タワラヤソウタツ〟がアリ、みたいな?。
いや、ひょっとしたら、こういう馬名が日本でも主流になる可能性があったりするんでしょうか?。
「外からツルタコウジ。内でイケベリョウが頑張った。馬群を割ってタカクラケンだー」
くだらないですが、案外、つい笑ってしまうかも。
あまりに個人的な人名がNGであるなら、オダノブナガとトヨトミヒデヨシとトクガワイエヤスではどうでしょう?。
ホントにくだらないな……すみませんでした。スルーしてください。
与太話はこれくらいにして━。
このオーギュストロダン。逸材であることは確かなよう。秋には例のフランスのGⅠに向かうんでしょうか。ディープ産駒の英国ダービー馬として?。
そうなると、また大変な騒ぎになりますかねえ。
そしてダービーを勝った逸材と言えばもう一頭、こちらは身近なところで、6月7日に東京ダービーを勝ったミックファイアも、ちょっとどころかかなり気になります。ケンタッキーダービーで6着に健闘したデルマソトガケが、秋もアメリカ遠征のプランが報じられましたし……。
やっぱり後々のためにも、ユニコーンSはライブで観ておいた方がいいかなあ……。