RRCファイナル「取材ノート」より | 還暦フリーランサーのおしゃべり処

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元競馬専門紙記者/旧ブログ~「オヤジの競馬倶楽部」~
(ヘイトスピーチはご勘弁)

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 画像は週刊競馬ブック1月11日発売号に掲載していただいた「RRCファイナル大会2021」のレポート記事です。

 1ページだった関係上、ほとんど大会概要の紹介に終始してしまったので、少しばかりこちらで補足的に。

 

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 こちらは最終障害をクリアした障害部門の優勝人馬ジューンマーメイドと増山誠倫選手。優勝候補の一頭ではあったんですが、地方大会は3戦して1位1回2位1回3位1回。敗れた相手はジャンプオフには進んでおらず、やはりファーストラウンドを減点0で突破することがいかに大変か、と思わされます(実際、ほんのちょっとのことでバーが落下するわけで)。

 

 そのファーストラウンドを好成績で突破したものの、ジャンプオフでは減点8があって6位に終わった高校生ライダーの田島凛選手とハヤブサ。

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 週刊誌に画像はございませんが、記事の中で触れました通り、元JRA騎手で調教師の田島良保先生の孫娘さんです。

 「自分はまったく馬乗りのことなんて教えてないんだけど、本人が興味を持って真面目に取り組んでるみたい。先生が厳しくて、しっかり教わってるからいいんだろうね。練習や試合を見ていると、やっぱりが奥があって、馬術って面白いなあと思うよ」

 と田島良保先生。

 そのうえで、

 「久しぶりに競馬場の空気を吸って、競技会の雰囲気とかも感じられてさ。何だか懐かしいやら嬉しいやらでね」

 とも話してくださいました。

 

 そしてこちらがテオドール。

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(画像は全国乗馬倶楽部振興協会さんが公開している動画から拝借しました)

 馬場馬術部門の優勝人馬テオドール・ウィルと柿﨑絵里選手。既報の通り、国枝厩舎に所属したオープン馬テオドールです。

 

 

 有馬記念の前々日…違ったRRCの翌々日、国枝師にお会いする際に表彰式の写真を持っていって話を聞きました。

 「え?馬場馬術の競技に?そうかあ~」

 とプリントした写真を食い入るように見ながら、

 「いやあの馬さ、馬っぷりがよくて歩様もいいし、柔らかいし素直だし…。うん馬場(馬術)の適性はあったよ確かに。へえ~」

 そして続けて、

 「和田さん乗馬やるの?やらない?あ、そうなんだ。でも馬場競技は奥が深いよ。俺もちょっと落ち着いたらやってみたいくらいに思うもん」

 と。そりゃ私もやってみたいとは思いますが…。

 いや私のことはさておき、田島良保先生と同じようなコメントをしてくれたのには軽く驚かされました。

 こんなぐあいに競馬と馬術の世界が、もっと気軽に交流できるようになれば、などと思うのですが、いかがでしょうか?

 

 RRC大会が今後どういう発展をしていくのか。

 とりあえずひとつの例として、以下のことを紹介させていただきます。

 1月14日から16日に三木ホースランドパークで「第73回全日本障害馬術大会2021パートII」が開催され、RRCに2度出場経験のあるタケルブラックが「内国産障害飛越競技125cmクラス」で優勝。RRC事業が始まって、4年目にして関係人馬が初めて〝日本一〟になったわけです。

 今回騎乗したのは岡山乗馬倶楽部代表の西崎純郎さん。角居元調教師が関わっているサンクスホースプラットフォームで、リトレーニングを担当されている方です。

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(ご本人提供の画像を拝借してます)

 

 このように、いろんな方面で広がりを見せてくれるんじゃないでしょうか。またおいおい、紹介させていただこうと思っております。