Brand Jewelry | 10年以上も飽きないアクセサリー in 銀座ブログ

Brand Jewelry

2013年11月29日に発売の雑誌

『Brand Jewelry 2013 winter - 2014 spring』

にアキオモリのアクセサリーが何点か登場しています。
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今号は『日本の感性 Japanese Sensitivity』というテーマで、92頁と93頁の見開きで、象牙やべっ甲に蒔絵のアクセサリーが幾つか掲載されています。

どうして象牙やべっ甲に蒔絵のアクセサリーを作ろうと思ったか・・・などの話が森自身の写真とともに載っています。

さすがはジュエリーの専門誌だけあって、とても素敵に撮ってくれています。

全部で11点ものブローチやバングル、指輪などが載りましたので、このブログでもチラッとご紹介です。

まずは92頁に載っているこちら。

10年以上も飽きないアクセサリー in 銀座・浅草 ブログ-image
◇ 左:べっ甲に金蒔絵、銀蒔絵、バクと夢の実のブローチ
縦:34mm × 横:52mm
¥126,000

◇ 右:べっ甲に金蒔絵、色蒔絵、てっせんのブローチ
直径:58mm
¥294,000

バクのブローチはランダムにべっ甲を重ねていって作られた、濃褐色のべっ甲のベースに、物語のワンシーンのような、どこか愛らしさを感じるバクや木などを線彫りにしています。

その線の中をを埋めるように金」蒔絵をかけ、夢の実は銀の高蒔絵で施しています。

さりげなく金・銀の両方の蒔絵を使った、アキオモリでも長く愛され続けているブローチの一つ。
帯留めとしてもよくお求めいただいています。


そしててっせんのブローチは、べっ甲特有の飴色のふの部分を合わせるように重ねて作ったベースに、緑や紫の顔料を加えた金蒔絵である色蒔絵でてっせんを描いています。

夕闇を背景にしたかのような美しさ。
べっ甲のふ模様の空間が生かされたデザインです。

飴色のべっ甲は下にくる装いの色によって表情を変えていきます。
明るい色の時は飴色に浮かび上がり、濃い色の時にはシックに馴染みます。

四季を通じて、様々な装いに楽しめるブローチです。


続いては93頁に掲載の5点。
まずはこちらのバングルとブローチから。
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◇ 左:象牙に金蒔絵、珊瑚のブローチ
縦:50mm × 横:60mm
¥288,700

◇ 右:象牙に金蒔絵、銀蒔絵、茶金蒔絵と珊瑚のバングル
巾:24mm
¥483,000

ブローチは厚みのある象牙に枝葉や小鳥を浮き彫りにして、金蒔絵をかけ、天然珊瑚の赤い実を配しました。

もやもや~っとした菱形の輪郭がまるで夢の中の一コマ見ているかのようなデザインです。

象牙の温かみのある乳白色のキャンバスの上に、蒔絵の金と珊瑚の赤のコントラストがとても綺麗で、付け映えのするブローチです。

93頁だけではなく、インデックスのページやらにも登場のこのバングルは、とても贅沢に象牙を使っています。

これだけの厚みをつけるためには、大きな象牙の塊から彫り出さなせればなりません。

美しく曲線を描くように見事に彫り出された象牙のベースに、植物模様の浮き彫りを三箇所ほどこしています。
そして紙面では銀蒔絵しか見えてないのですが、それぞれの彫りに銀蒔絵、金蒔絵、茶金蒔絵の三種類の蒔絵を施しているのです。

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こちらが金蒔絵。

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そしてこちらが茶金蒔絵になります。

実のように配された天然の珊瑚の赤色の映え方も、周りの蒔絵の色によって変わって見えます。
三種類の蒔絵の楽しさを同時に味わっていただけます。

ボリュームもあって、存在感のあるバングルは、お洒落の核になるアクセサリーです。

材料のことや職人事情のこともあって、今同じものは作れないかもしれない逸品です。

続いては先ほど登場した色蒔絵のシリーズの一つです。
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◇ 象牙に銀蒔絵、金蒔絵、色蒔絵の萩のブローチ
直径:58mm
¥294,000

ベースを象牙にして、周囲を取り囲む枠は銀蒔絵。
そしてべっ甲をベースにしたてっせんと同様に、緑や紫の色蒔絵と金蒔絵で萩を描いたブローチです。

萩の丸と呼ばれる家紋にも似たシンプルな萩の描き方。

そこに美しい色蒔絵を使うことでさらに世界が広がります。
シンプルながらも素っ気なさもなく、温かみと優しさを感じることのできるブローチです。

シンプルな装いにそっとさりげない華を咲かせてくれることと思います。


そしてアキオモリを代表する山羊のブローチです。
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◇ 左:象牙に金蒔絵、岩場に立つ山羊のブローチ
縦:55mm × 横:42mm
¥131,200

◇ 右:象牙に金蒔絵、アラベスク模様の指輪
¥133,400~

岩場に凛と立つ山羊。
その周りをアーカンサス模様のでグルリと囲んだデザインのこのブローチは、アキオモリの初期の頃から店頭に並び続けているブローチです。

スッキリとしたデザイン。
そして、西洋的なモチーフを和の技法で描いた、西洋と東洋の混じり合ったような不思議な魅力。
40年以上の時を超えて、今もなお愛され続けているブローチです。

長く使うことで、象牙の地の色も、こっくりと深い色になり、蒔絵もふわっとした優しい色合いに変わります。
使うことでさらに味わい深くなりをま使う方とともに魅力を増していくのが、象牙に蒔絵のアクセサリーの魅力の一つです。

初期にお求めいただいたお客様のブローチは、とても素敵になり、お孫さんの手へと渡っているものも。
時代を超えて使っていけるブローチです。


ぷっくりとした曲線で構成された優しいシェイプのボリュームのある象牙のベースに、クルクルと踊るように軽やかに描かれた金蒔絵のアラベスク模様。
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個性的でありながらも、可愛らしさと優雅さを感じられるデザインです。

これだけのボリュームのある指輪は、なかなかしたことがない方の方が多いかと思います。

つややかさのある象牙は、天然素材特有のあたたかみや、柔らかさがあります。
指を通した時にとても馴染みもよく、指あたりも柔らかいのが特徴で、貴金属の指輪とは全く異なる魅力を備えた指輪です。

ボリュームがあるにもかかわらず、普段着から気負わず楽しんで付けていただけます。

お着物の時にもピッタリですよ!


続けては101頁に掲載の商品になります。
101頁の上部、螺鈿を使ったアクセサリーということで、ブローチやアクセサリーが四点登場です。
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◇ 左:べっ甲に螺鈿、白べっこうのブローチ
縦:50mm × 横:57mm
¥346,500

◇ 右:象牙に螺鈿、金蒔絵の指輪
¥194,200~
(誌面では¥184,952となっていますが、間違いです。)

青色をベースに、七色の虹のような輝きを放つ螺鈿。
独特の存在感と美しさのある技法です。

ブローチは、とても貴重になりつつある白べっこうを、贅沢に使って作ったカボーションを中心にして、その周りを放射状に細かい螺鈿で囲んでいます。

細かく、均等な大きさで切られた螺鈿。
それを漆などで一つ一つ丁寧に貼っていきます。
微妙に角度を変えながら貼っていくその緻密な作業は、とても時間のかかるものです。

トロっとした白べっこうの質感や色合いと融合して、シックな華やかさのあるブローチになりました。
アキオモリでもリピートのきかない商品の一つです。


そして小さな面積の中に螺鈿の魅力をギュッと詰めた指輪です。
ベースとなるのは、先ほどのアラベスク模様の指輪とおなじ、ぷっくりとした月甲という形。

そのなだらかな曲面に丁寧に螺鈿を施し、上から見た時は象牙と分からないような、贅沢な指輪です。

紙面では見えていませんが、螺鈿の途切れた下の方には、さりげなく金蒔絵のラインを入れてあります。
指にはめた時に見えるか見えないか。
そんなさりげない拘りもとてもお洒落です。

こちらの指輪もお着物のと時にもとても映える指輪です。
ブローチを帯留めにして、セットでもお使いいただくと尚素敵ですよ!!


最後は少し個性の強いブローチの登場です。
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◇ 左:象牙に金蒔絵、色蒔絵、螺鈿、切金、桜のブローチ
縦:38mm × 横:61mm
¥346,500

◇ 右:象牙に金蒔絵、螺鈿、真珠、菊のブローチ
縦:85mm × 横:65mm
¥819,000

立体的に彫られた桜の木。
そこに黒い顔料を加えた金蒔絵と切金、螺鈿をかけ、古木のような質感に仕上げました。

古木の桜が咲かせるのは薄紅色の色蒔絵に金蒔絵と切金の花々。

日本で遥か昔から愛され続けている風景の一つを、象牙の上に、アクセサリーとして作り上げました。

象牙のやわらかな乳白色と、ふんわりとした薄紅色、そして金色のコントラストがとても優しく、そこへ黒い色が入ることで、全体の印象が締まりました。

これこら迎える新しい春に向けて活躍してくれそうなブローチです。


そして大きな菊のブローチは、継ぎ目のない、ひと塊りの象牙を掘り抜いて作られています。

炎のようにもみえる動きのある花びら。
それとは逆に大人しく下を向く葉。
静と動の混じり合っているデザインです。

立体的に掘り抜かれた花びらの表面にだけ金蒔絵をかけています。
平面にかけるのと異なり、立体的なものに蒔絵をかけるというのは、技術のいる作業です。

漆が余計なところへ流れていかないように、丁寧に、丁寧に蒔絵をかけていきます。

それは螺鈿も同様で、曲面に貼って行く時は、流れないようにゆっくりと乾かしながら貼っていくそうです。

変則的な葉の形に見事に貼られた小さな小さな螺鈿。
職人技がきいています。

花芯には小さな真珠を配してさらに印象的に。

様々な素材や様々な技法が森のデザインの中で一つにまとまり、この世に二つとない、独特の雰囲気のブローチになっています。

大きさと存在感で、なかなか付けるのも難し目のブローチなのですが、付けこなした時にはとても個性的で格好良いのです。

このブローチに挑戦してみたい方、またはご覧になりたい方は銀座店までお越しください。ニコニコ


今回はジュエリーの専門誌に掲載されたことで、一緒に載った様々なブランドのアクセサリーを一度に見ることができました。

もちろんそれぞれに魅力はありました。
でも、森の作るようなアクセサリーは他にはないんだなーと、改めて感じました。

森の創り出す独特のアクセサリー達。
是非とも直に触れてご覧になってみてください。

最後になりますが、通常は日曜日が休みの銀座店。

12月の15、22日は11:00~17:00の時間で営業しています。

是非お立ち寄り下さい。


では、お気軽にご来店、お問い合わせください。

銀座・浅草、金沢でお待ちしております。

銀座店への行き方


【銀座店】  オート ジュエラー・アキオ モリ

住所    中央区銀座6-6-14
電話    03-3573-2516
Mail(試用) akiomori1968@gmail.com (返信は遅れることもあります)

営業時間 11:00~19:00
定休日   日曜日(祝日は営業しております)


浅草店への行き方

【浅草店 森暁雄宝飾店

住所    台東区浅草1-36-7
電話    03-3847-2612
営業時間 10:30~18:30
定休日   現在は毎日営業しております



【金沢店】 オート ジュエラー・アキオ モリ 金沢店


住所     金沢市片町2-1-3-1F

電話    076-233-2141

営業時間 11:00~18:00

定休日   水曜