鯖江市議会は9月定例会を先日27日に開会。その日に決算特別委員会を設置しました。この特別委員会は、議会の重要な権限の一つである「決算認定」を行うため特別に設置する委員会。
市議会は市長から提出される予算案を審査し議決しますが、その後、その予算が実際にどのような使われ方をしたのか、その決算を議会が審査し、適正かつ妥当に使われたのかを認定するのが「決算認定」です。
鯖江市の令和5年度決算認定を求める議案が9月定例会に提出されたのを受け、議会は特別委員会を設置しました。同委員は議長と監査委員を除く全議員。
この決算の審査は、市全体のお金の使い方を審査するわけで対象分野が多岐にわたり金額も大きいため、今後、決算特別委員会では、常任委員会に準じて3つの分科会を設けて質疑を行い、その後、全体での総括審査などを実施する予定です。
この決算特別委員会での審査結果は12月定例会で報告され、本会議の議決により最終的な決算認定が行われる運びとなります。
この決算審査は既に前年度に使われたお金の審査ですが、もし不適切なものや非効率なものがあれば、質疑を通じて明らかにすることができ、今後の予算編成に反映させることができます。市の予算の使われ方を、より一層適切で効率的なものにしていくために、決算審査は重要な役割を持っています。