新居宮池は今
越冬準備が整った宮池の遊歩道のソメイヨシノ桜並木のパノラマ景とズーム景。
宮池の遊歩道から見る東方向のパノラマ景。
Akijii-blog巻頭言Repeat-189 Orignal掲載日:Vol.394(2016.04.30)
リーダーシップのあり方。
複数の人間からなる集団(国家から家庭まで)は、どのような組織であれ、どういう人がいるかで決まる。よって、リーダーシップのあり方が問われる所以である。
リーダーは方向を示す人でなければならないのが第一で、理想やビジョンを掲げることが出来る人とも言える。
目指すものを持たない組織に発展はない。
第二は、自分の手に余るような想定外の事が起きても、倒れない、へこたれない人で在りたい。
ある識者は「人は窮地に立つと、逃げるか、ごまかすか、あるいは病気になるか…、そのいずれかを辿る人が多いが、追い詰められた時に、その人の本当の値打ちが分かる」。またある方は、「頭がよく、人柄がよくても、ガッツのない人はリーダーたり得ない」、…と。
まだ事が起こらない前に、その前兆を察知し、それに相応しい手を打ち、新たな価値を創っていくのが、不可欠な第三の資質であろう。組織の事より自分の都合が先立つような人ではたり得ない、私心がないことが第四である。
言い換えれば、リーダーは集団のために損な役割を引き受けられる人でなければならないのだ。
明代の大儒・哲学者である呂新吾(ろしんご)(1536-1618年)の言葉に「福を無形に造り、禍を未然に消す」とあるが、人の知らない間に福を造り、それが起きる前に禍を防いでおく、リーダーシップのあるべき姿を示したこれ以上の言葉はないだろう。最後に、これらに先駆けて大事な条件が、ドラッカーの言っている「真摯さ」である。
このシリーズでも紹介したようにドラッカーは、リーダーにはマネジメント能力や先見性など幾つもの能力が求められるが、リーダーが絶対に持っていなければならない資質として、真摯さを挙げている。
真摯さとは、真剣で誠実であるということだ。上記に挙げた項目も、真摯さがあってこそ光を放ち、この真摯さの一貫した持続が、リーダーシップの奥義の基となるだろう。
<高く広がる空間>
ウォーキングコースから見る新居新池と奥のだんご山3兄弟他の上空。
奥の谷新橋から見る南方向の上空。
A seasonal flower
◇ウォーキングコースに咲くサザンカ
◇ウォーキングコースの宮池への田圃道に咲く仏の座















