新居宮池の動静
日の入り直前の宮池。
沁みる言葉
周囲の協力があって自分がある
私たちは何気なく、縁起が良いとか悪いとかいう。あるいは、縁起でもない、と睡棄すべき対象に用いる。こうした縁起という言葉のイメージは、ほぼマイナスであろう。
しかし、縁起とは元来、因縁生起(いんねんしょうき)の意味で、つまり、すべては因(直接の原因)と縁(間接の原因)とによって成立している、という事で、その全ての事柄の中には、当然、私たち一人ひとりの存在も含まれている。
その場合、「私」というものが因で、それを周りから増上する(盛り立てる)のが縁だ。
無論、オレやワタシの努力もあるが、周りの様々な協力や後援がなければ、「私」は立ちゆかない。
縁起とは、そうした自己の成立事情を示していると云うのだ。
こうした縁に、与力(よりき)増上(ぞうじょう)と不障(ふしょう)増上があるらしい。
前者はいわば頼りになる人で、後者は頼りにも邪魔にもならない人のこと。
常識的にみれば、不障増上縁とは、どうでもよい人々だろう。しかし、それさえも、「私」の成立に何ほどか係わっているという指摘、それが不障増上なのだそうだ。
それを、私たちは無関係だと切り捨ててしまうが、それも自己成立の豊かな土壌と想えば、その中に健在する与力増上の人を発見できるのではないかと想うのだが…。
Walking & Potteringの風景
三谷寺-参道石段、中門と境内(丸亀市飯山町東坂元)。
三谷寺-ミニ西国石仏巡り-護摩岳の山頂(丸亀市飯山町東坂元。
三谷寺-ミニ西国石仏巡り10番(護摩岳の頂上標高126mの地点)(丸亀市飯山町東坂元)。
飯神社-狛犬と神門、神門と神木の杉(丸亀市飯山町東二)。
<Flower arrangement>
頭上に広がる空間、空(そら)
A seasonal flower
史跡巡りの道中で出会った菊(きく)
平安時代に中国から渡来した。
改良が重ねられ大輪の菊や小菊、スプレーマム、ポットマムなど色々の品種がある。
開花時期は10月下旬~12月中旬頃。
東洋で最も古くからある鑑賞植物らしい。
<akijiiの塗絵-(63)>
今報の塗り絵は「小雪 sho setsu」です。
引き続き、Vol.505-2/5をご覧ください。