新居宮池の動静
焼けた雲を池面に映す宮池。
<どう捉え、どう考える(行動)べきか>
万事入精…。
万事入精(ばんじにっせい)。万事に丹精を込めていく。あらゆることに誠心誠意を尽くしていく。
住友家の創業者である住友政友(まさとも)が、奉公人に商売の心得を説いた「文殊院旨意書(もんじゅいんしいがき)」の冒頭に「商事(あきないごと)は言うに及ばず候(そうら)へども万事精に入れらるべく候(そうろう)」と記されている。1650年頃、徳川3代家光の時期に説かれた教えは時空を超え、現代にも光を放っている。
戦後の復興を担って総理大臣を務めた吉田茂は「日本は戦争で全土が焦土と化した。その日本が僅かな期間で目覚ましい復興を遂げた。資源など全くない日本が何故こんなにも早く復興できたのは、日本に一つだけあった貴重な資源、日本人の勤勉性だ」と言った、その勤勉性は万事入精と同義であろう。何事も疎かにせず、懸命に取り組む。この事は、私たちは肝に銘じたい。
『安岡正篤一日一言』に「傳家寶(でんかほう)」のその一節に。
事の前に在りては怠惰(たいだ)
事に当たっては疎忽(そこつ)
事の後に於いては安堵(あんど)
是れ百事成らざる所以なり
大事なことがあるのに準備もしないで怠けている。実行の場面ではいい加減で軽率。終わったら何の反省もせず、ああやれやれと気を緩めてしまう。こんなことを繰り返していては何事も成功しない、という戒めである。
事の前にあっては準備万端、事に当たっては全心全力、事の後は必ず反省と検証をする。
私たちはこの姿勢を忘れてはならない。
日本の最大の資産は誠意、寛容、潔さを備えた日本人だとの説がある。
戦後、政府と占領軍の交渉でも日本側の誠意が米側の好意を引き出したと、五百旗頭真氏は「占領期」に書いている。
Walking & Potteringの風景
西教寺(さぬき市大川町)。
西教寺奥の院(さぬき市大川町)。
「穴薬師」の堂(磨崖仏-厄除薬師如来像)(さぬき市大川町)。
瓶盥、瓶盥展望台からの眺望-高松自動車道と津田の松原SA(さぬき市大川町)。
<Flower arrangement>
頭上に広がる空間、空(そら)
A seasonal flower
◇ウォーキングコースに咲いていた姫岩垂草
横を這う株から小さなランタナよく似た白い花を沢山咲かせる。花の中央部分には黄色やピンクの部分もあり、よく見るとかわいい花である。原産地は南アメリカで花期は6~9月だが、最盛期は初夏~夏である。
◇田舎の小川に今年も咲いていた河骨(こうほね)
川などに生え、水中にある根茎が白くゴツゴツして骨のように見えるので河骨(かわほね)と書かれるようになった。
夏に黄色いしっかりした厚手の花が咲く。
◇ウォーキングコースに再び咲いた珊瑚刺桐(さんごしとう)
17/6/30(vol.477)で掲載したが、その後、花を落としていたが、同じ木から再び開花していたので再掲載した。
<akijiiの塗絵-(45)>
今報の塗り絵は和暦二十四節気の「虫の声にこころ安まる-処暑 sho sho」です。
引き続き、Vol.487-2/3をご覧ください。






















