Vol.413-1/2 木鶏とは。<ことでん駅周辺シリーズ-18:[長尾線] 井戸駅> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

 

新居宮池の動静

▽宮池の水面に映る像-1

 

▽宮池の水面に映る像-2

 

 

 

<どう捉え、どう考える(行動)べきか>

木鶏(もっけい)とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏(チキンファイト)における最強の状態をさす。故事では紀悄子という鶏を育てる名人が登場し、王からの下問に答える形式で最強のについて説明する。

 

紀悄子に鶏を預けた王は、10日ほど経過した時点で仕上がり具合について下問する。

すると紀悄子は、『まだ空威張りして闘争心があるからいけません』と答える。

更に10日ほど経過して再度王が下問すると『まだいけません。他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立ってしまいます』と答える。更に10日経過したが、『目を怒らせて己の強さを誇示しているから話になりません』と答える。

さらに10日経過して王が下問すると『もう良いでしょう。他の闘鶏が鳴いても、全く相手にしません。まるで木鶏のように泰然自若としています。その徳の前に、かなう闘鶏はいないでしょう』と答えた。

 

上記の故事で荘子は道に則した人物の隠喩(いんゆ)として木鶏を描いており、真人(しんじん、道を体得した人物)は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となるとしている。

 

何に対しても、「動じない心」があれば成功は間違いないが、生身の我々にとっては所詮、無理な話であろうが、しかし心掛け次第で、「動じない心」に近づくことが出来るのではないだろうかも思う。

 

木鶏という言葉は、日本の格闘技(相撲・剣道・柔道)選手が好んで使用する。

横綱:双葉山は、連勝が69で止まった時、「未だ木鶏たりえず」と安岡正篤(まさひろ)に打電したというエピソードがある。これを踏まえて横綱:白鵬は、連勝が63でとまった時に支度部屋で「いまだ木鶏たりえず、だな」と語った。

 

ある出版社が「社内木鶏会」と称した会議(20165月、第6回目を開催)を、企業の発展に貢献すると

いう趣旨で開催している。その狙いを、「人間力向上は企業発展の原点」としている。

 

1.社員の人間力向上は、結果として社員が社長の思いに一体化することにつながり、さらに社長が社員素晴らしさに気づき、感動、評価することで相乗効果を生み出す。

2.小グループによる意見交換会は、メンバー同士がお互いの素晴らしさに気づき、認め合い、尊敬するという雰囲気をつくる。

3.書物を真剣に読み、感じたことを発表し合い、感動・共感を繰り返すことにより、本来、人間が持っている長所・特性を磨き、高めていく

 

次報で、その詳細をご紹介します。

 

 

Walking & Potteringの風景

丸亀市原田西交差点、丸亀市原田西交差点陸橋から見るPikaraスタジアムと飯野山。

 

 

 

Flower arrangement

 

 

 

A seasonal flower 

JR沿線いていたカンナ

 

開花時期は6月下旬~10月上旬頃、夏の間じゅう咲き続ける。葉も花もやや大型だが、葉の形がいい。

花の色は赤、黄、橙、白など色々である。

 

 

JR沿線いていた向日葵

 

開花時期は7月上旬~9月上旬頃で夏の代表花である。北アメリカ原産、16世紀にイギリスに伝わり、「太陽の花」と呼ばれ始めた。オランダ人画家ゴッホが好んで描いた花の一つで「ひまわり」という作品がある。花言葉は「私の目はあなただけを見つめる」である。

 

 

JR沿線いていた南瓜(カボチャ)

 

アメリカ大陸原産で、カンボジアから伝来したからこの名になった。

カンボジア → カボジア→ カボジャ→ カボチャ。漢字名も、「南」の国の「瓜(うり)」から由来した。英語名は「パンプキン」で、大きな黄色の花が咲く。

冬至(1222日頃)にカボチャを食べると病気にならない、という言い伝えがある。(ビタミンが多いことから)

 

 

Akijii展、想い出の風景-(Walkの風景:47  

今報の想い出の写真「初夏の夕焼け空、開通間近の坂ノ松トンネルです。

 

 

引き続き、Vol.413-2/2をご覧ください。