新居宮池の動静
▽宮池の水面に映る像-1
▽宮池の水面に映る像-2
<どう捉え、どう考える(行動)べきか>
木鶏(もっけい)とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏(チキンファイト)における最強の状態をさす。故事では紀悄子という鶏を育てる名人が登場し、王からの下問に答える形式で最強の鶏について説明する。
紀悄子に鶏を預けた王は、10日ほど経過した時点で仕上がり具合について下問する。
すると紀悄子は、『まだ空威張りして闘争心があるからいけません』と答える。
更に10日ほど経過して再度王が下問すると『まだいけません。他の闘鶏の声や姿を見ただけでいきり立ってしまいます』と答える。更に10日経過したが、『目を怒らせて己の強さを誇示しているから話になりません』と答える。
さらに10日経過して王が下問すると『もう良いでしょう。他の闘鶏が鳴いても、全く相手にしません。まるで木鶏のように泰然自若としています。その徳の前に、かなう闘鶏はいないでしょう』と答えた。
上記の故事で荘子は道に則した人物の隠喩(いんゆ)として木鶏を描いており、真人(しんじん、道を体得した人物)は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範となるとしている。
何に対しても、「動じない心」があれば成功は間違いないが、生身の我々にとっては所詮、無理な話であろうが、しかし心掛け次第で、「動じない心」に近づくことが出来るのではないだろうかも思う。
木鶏という言葉は、日本の格闘技(相撲・剣道・柔道)選手が好んで使用する。
横綱:双葉山は、連勝が69で止まった時、「未だ木鶏たりえず」と安岡正篤(まさひろ)に打電したというエピソードがある。これを踏まえて横綱:白鵬は、連勝が63でとまった時に支度部屋で「いまだ木鶏たりえず、だな」と語った。
ある出版社が「社内木鶏会」と称した会議(2016年5月、第6回目を開催)を、企業の発展に貢献すると
いう趣旨で開催している。その狙いを、「人間力向上は企業発展の原点」としている。
1.社員の人間力向上は、結果として社員が社長の思いに一体化することにつながり、さらに社長が社員の素晴らしさに気づき、感動、評価することで相乗効果を生み出す。
2.小グループによる意見交換会は、メンバー同士がお互いの素晴らしさに気づき、認め合い、尊敬するという雰囲気をつくる。
3.書物を真剣に読み、感じたことを発表し合い、感動・共感を繰り返すことにより、本来、人間が持っている長所・特性を磨き、高めていく。
次報で、その詳細をご紹介します。
Walking & Potteringの風景
丸亀市原田西交差点、丸亀市原田西交差点陸橋から見るPikaraスタジアムと飯野山。
<Flower arrangement>
A seasonal flower
◇JR沿線の畑に咲いていたカンナ
開花時期は6月下旬~10月上旬頃、夏の間じゅう咲き続ける。葉も花もやや大型だが、葉の形がいい。
花の色は赤、黄、橙、白など色々である。
◇JR沿線の畑に咲いていた向日葵
開花時期は7月上旬~9月上旬頃で夏の代表花である。北アメリカ原産、16世紀にイギリスに伝わり、「太陽の花」と呼ばれ始めた。オランダ人画家ゴッホが好んで描いた花の一つで「ひまわり」という作品がある。花言葉は「私の目はあなただけを見つめる」である。
◇JR沿線の畑に咲いていた南瓜(カボチャ)の花
アメリカ大陸原産で、カンボジアから伝来したからこの名になった。
カンボジア → カボジア→ カボジャ→ カボチャ。漢字名も、「南」の国の「瓜(うり)」から由来した。英語名は「パンプキン」で、大きな黄色の花が咲く。
冬至(12月22日頃)にカボチャを食べると病気にならない、という言い伝えがある。(ビタミンが多いことから)
<Akijii展、想い出の風景-Ⅲ(Walkの風景:47>
今報の想い出の写真は「初夏の夕焼け空、開通間近の坂ノ松トンネル」です。
引き続き、Vol.413-2/2をご覧ください。