Today's word <にほんのおまじない>お彼岸の牡丹餅とお萩
小豆の色で邪気祓い。<効用能>災難が身にふりかからない。
春と秋のお彼岸の最中に、春なら牡丹餅、秋ならお萩をぉ供えしていただく。お萩と牡丹餅の材料である小豆の深みのある赤色、これに邪気を祓う力があり災難を防ぐと云われている。彼岸は仏教語で「あの世」の意味である。亡くなった人たちがこの時期に帰ってくる、といわれており、お日様も、ちょうどあの世の方角といわれる真西に沈みますから、落ちて行く夕日に向かって手を合わせてもよい。ハレの日のお赤飯や、小正月の小豆粥も同じように大豆の色で邪気祓いの意味がある。毒素を排出する効果が知られている小豆は、水で煮て、塩をひとつかみ入れたものを茹で汁と一緒にいただけば、排尿、排毒効果があり、疲れたり、むくむ体にはお薦めのデトックス(解毒)になる。
<Flower arrangement>
真の「行動人」たれ…。
久し振りにP・Fドラッカー博士に関する本を読み直した。
リーダー思考に関して書かれたものだが、その中の一節を抜粋して紹介してみます。
有能なリーダーは口先だけのリップサービス・オンリーの「口動人」ではなくて、「行動する人」であることをドラッカーは強調している。安全な後方陣地からあれこれと指示命令を下す人ではなくて、自ら最前線に出掛けて行く人であり、現場へ出る人ということである。
また、有能なリーダーは権限委譲も、現場の判断を重視して「自律性を促し」支援もどしどしする人である。さもないと、些事(さじ)に足を取られることを解っているからである。
しかし、一つ気を付けるべき事をドラッカーは指摘する。
それは、効果的な行動と、単に忙しがっている行動とは明らかに違うと云う事である。
「忙しがっている人は、いわゆる『活動のワナ』に陥っていて、少しも目標達成に対して役立つことをしていない」と言う。「(有効に)働く」と「動く」とは違うと云う事だ。
さて、賢いリーダーでも、一つだけ部下に委任しない事がある。
それは、自分の方が格段に巧くでき、違いが解り、基準を評定でき、この点は部下にもよく覚えておいて欲しいと思うことである。そういう仕事こそ、他人に任せないで自分でやるべきであるとドラッカーは言っている。
ドラッカーは「生まれながらのリーダーというものは、実際にいるとしてもほんの僅かであり、いかなる組織も、そういった人々にのみ頼ることは不可能である」という。さらに、リーダーに必要な資質であるリーダーシップは、学び取らなければならないものであり、また学びとれるものだと主張している。
A seasonal flower
ウォーキングコースに咲く秋桜(コスモス)
開花時期は7月下旬~12月上旬、原産地はメキシコで、イタリアの芸術家が1876年頃にメキシコから日本に持ち込んだのが最初との説がある。秋の代表花だが、早いものは夏のあいだから咲き始めている。外来品種だが、日本の風景に合っている。「秋桜」の字は、主に秋に咲き、花弁の形が桜に似ているところからの和名。”コスモス(cosmos)”の語源は、ギリシャ語の「秩序」「飾り」「美しい」という意味の「Kosmos, Cosmos」の言葉に由来する。このことから、星がきれいにそろう宇宙のことをcosmosと呼び、また、花びらが整然と並ぶこの花もcosmosと呼ぶようになった。
花言葉は、「乙女のまごころ、愛情、たおやかさ」である。
<Akijii展、作品-59>
引き続き、Vol.219-2/4をご覧ください。