vol.141-1/2に続けてご覧ください。
▼屋島寺仁王門、屋島の自然説明板(三角点見つからず)
仁王門を潜り、四天門を抜け屋島寺の境内に入った。天平勝宝6年(754)唐から遥々来日した鑑真和上が、ここを通ると屋島の山上に瑞光が見えたので船をとめて北嶺に登り、仏像や経典を納めて開基した。のちに弟子の恵雲師がこの地に堂宇を建て初代の住職となり、弘仁6年(815)この地を訪れた弘法大師は、瑳峨天皇の勅願により北嶺にあった伽藍を南嶺に移し、十一面観音菩薩像を刻んで本尊とし第84番の霊場に定めた。
▼屋島寺四天門、境内
四天門まで引き返し売店の前を過ぎると、北側には屋島の北嶺が肩を張り、眼下には瀬戸内に浮かぶ島々と高松市街が一望できる「獅子の霊巌」と称する、開けた西の展望所に着く。
この山の三大展望所の一つである。
▼獅子の霊厳、そこからの眺望
遊歩道は城跡を過ぎて水族館前を通って駐車場に至る。
▼屋島城跡、そこからの眺望
更に林の中の遊歩道を行くと、五剣山を背景に壇ノ浦が一望できる東側の、この山の三大展望所の一つの「談古嶺」展望所に着く。
▼談古嶺、そこからの眺望
北嶺への案内板と道標に従って北へウバメガシの多い遊歩道を進んで行く。
▼南嶺から北嶺を見る、北嶺への道標
▼北嶺の案内板、遊鶴亭への遊歩道
鑑真和上が建てたと言い伝えのある千間堂跡に着く。
小さな池と広場があって休憩所となっている。
道は左右に分かれて北嶺のピークを巻いて行く。
▼千間堂跡の道標、千間堂跡
南側の遊歩道を進んで行くと「魚見台跡」 があり、眼下に瀬戸内の島々と高松市街方面が眺望できる。
眺めの良いこの高台からは海を見下ろして魚影を探し、沖の漁師にその位置を知らせたと言われている。
▼魚見台跡、そこからの眺望
ウバメガシのトンネルの下を通って行くと、東側を巻いて来た道との合流点に出る。ここから少し下って行くと展望所「遊鶴亭」に到着した。
北嶺の最北端にあって屋島三大展望所の一つである。
ここからは東の五剣山から西の高松市街まで瀬戸内海を 320度眺望でき、小豆島や点々と浮かぶ島々の風景に飽き足らない所である。
当日は靄がかかって残念であった。
▼近い遊鶴亭、その全景
ここから下った北端が長崎の鼻で、古墳と砲台跡がある。時間を要するが行く事とした。
▼長崎の鼻、そこへの道
▼長崎の鼻への道標、道
▼長崎の鼻への道、鼻古墳
▼砲台の基礎、眺望するakijii
屋島の西側の市道と県道を徒歩1時間15分でコトデン潟元駅まで帰った。
心地よい疲労感を感じる屋島登山であった。
--今報了--