Vol.79 選ぶ自由、個性を伸ばす。<香川県の史跡・名所シリーズ⑦:塩江温泉> | akijii(あきジイ)Walking & Potteringフォト日記

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「凡に中なる、これ非凡なり」(論語)、「何事も自分に始まり、自分に終わる。自分を救う道は自分以外ない」(夏目漱石の言葉)を座右の銘に、我流(感性だけ)の写真を添えて日記を綴る。

greeting card> November 8 was the 67th birthday.

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3B2S、この一球>選ぶ自由、個性を伸ばす。

第一位がダントツで君臨して、その他大勢は沈んでしまう構図は、どの産業でも見られるようになって数年が経つが、書店の売り場担当者の弁として、次の記事を見た。


「本屋大賞でも第一位の本は売れるが、それ以外のノミネート作品は動かない」…と。

因みに、本屋大賞は候補10作品の中から、全国の書店員の投票でグランプリが選ばれる。

2位でもダメですか」の問いに、「ハイ、残念ですけど」と答えていた。

なぜこうした事態になってしまったのか。


ある作家は、観客が自らの趣味や鑑賞眼で作品を選ぶ自由を放棄し始めている。

情報過多に陥って、自分で調べたり評価したりすることが面倒だから投げて、どのジャンルでもランキング1位を選んでおしまいにする。面倒なだけならまだいいが、事態はさらに進行していて、自分も日本人の平均値から外れていない事を確認するための行動をしている…と分析し、読者はこういう事態は決して快く思っていないことを信じている。好きな本や音楽や映画を選ぶときくらい、ひとり勝ちの世界の流儀が外れてみよう。選ぶ権利、たのしむ権利はあなたが持っている。ときにはしんどくても、自由を投げ捨てたら、そのときから凡庸と退屈が始まる・・・と述べている。


多数派と同じ安全さや、選択をミスしない効率性を求めなくてもいいではないかと思いつつ、自分もその一員ではと「ハッ」としたが、皆さんは…。

先日、全国チェーンの書店を覗くと「本屋大賞」が見えない。

店員に聞くと今年9月から店頭から消えたと…。

何故の質問にはその店員からは明確な返答が無かった…。




<今朝の新居宮池の池面と、その上空>

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<今報の花>小生の庭で咲き誇る藤袴

開花時期は、10月上旬から11月下旬頃。小さいピンク色の花がたくさん咲く。 

花の色が藤(ふじ)色で、花弁の形が袴(はかま)のようであることからこの名前に。

平安時代の女性は、これを干した茎や葉っぱを水につけて髪を洗った。 

また、防虫剤、芳香剤、お茶などにも利用した。秋の七草のひとつである。

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<香川県の史跡・名所シリーズ⑦:塩江温泉> 写真撮影:2010/9/29
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塩江温泉
(しおのえおんせん)は、香川県高松市塩江町安原上東(旧国讃岐国)にある温泉で、古くから讃岐の奥座敷として知られる。歴史は古く、天平年間に遡る。開湯伝説によれば行基(ぎょうき)
開湯したと伝えられる。







空海も修行し、湯治を万人に勧めたといわれる。なお、古くは潮江と記されており、江は井(泉のこと)の転訛とみられ、塩気のある泉から塩江となったといわれる。

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戦前は華やかな歓楽街(宝塚歌劇団のような少女歌劇団もあった)も見られ、塩江温泉鉄道で高松市街(当時の仏生山町)と結ばれていた。現在は前述の通り保養、湯治向けの閑静な温泉街を形成している。日帰り入浴施設は一軒、「行基の湯」が存在する。

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渓谷沿いに10軒ほどのホテルや旅館が並び、小ぢんまりとした温泉街を形成している。       しかし、とりわけ温泉資源に乏しい讃岐においては、歴史、規模ともに随一である。
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ただし、温泉街や外れの地域にある宿泊旅館でも日帰り入浴のために温泉施設を開放しているところがいくつか存在している。



▼白櫻の滝

行基が発見したといわれる源泉近くにあるこの滝は、昔から観光客の憩いの場となっている。近くの林道には、88体のお地蔵さん。約一時間の散策コースで、桜や紅葉もきれい。

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▼竹灯り

自然の竹を利用して、風情ある灯りを創造しているが、全て地域住民が製作している。

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▼岩部神社の大銀杏

樹齢700800年といわれる。秋には黄一色に紅葉し、人気スポットになっている。

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▼不動の滝

弘法大使が修法していたときに、忽然と不動明王が現れたことに由来される塩江の観光名所の滝。高さ40Mで、「五段の滝」と呼ばれることもある。

滝の左の岩盤には“不動明王”の彫り込みがあり、桜もきれいです。

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▼ガソリンカー

昭和4~昭和16年の間は高松市仏生山から塩江まで約16KMを鉄道が通り、ガソリンカーが多くの観光客を運んでいた。現在も残るガソリンカーの鉄橋跡。

マッチ箱の愛称で多くの人の記憶に残る特徴のある車体だった。

当時の塩江にはたくさんの人が訪れ、華やかな賑わいがあったと語られている。

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▼藤澤トウガイの記念碑

寛政6年に塩江で生まれ、後に淡路島にて塾(泊園書院)を開いた人物、漢学で有名。
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--今報了--