<greeting card>
暑気払いしょ~♪
<3B2S、この一球>大局観を持ち、本質を究める。
社会が成熟し複雑になっていると、何事につけてもリスクを避けて、無難なほうへ無難なほうへと流されがちな傾向が社会全体にあるように思う。
しかも「木を見て森を見ず」と言うか、何か細かい事ばかりにこだわって大切なものを見失っているような気がする。
将棋の世界では「香車四枚を見ろ」ということを言うらしいが、それは香車というのは将棋盤の四隅にあるわけだから、盤面全体を視野に入れて指せ、ということだ。また、全ての駒が有効に働いているかどうかを絶えず目を配って指す「遊び駒をつくってはいけない」の大切さも同様であるらしい。
「大局観が大切」ということは、将棋の世界に限らず言われるが、例えば戦国時代になぜ徳川家康が最終的に天下を取ることが出来たかと言えば、他の戦国大名と違って家康は鎌倉幕府が編纂(へんさん)した「吾妻鏡」などの歴史書を愛読して、大きな歴史の流れの中で自分が果たす役割をしっかり分かっていたからだと言われている。
ビジネスの世界でも、これまでの常識が通用しない変化の時代だからこそ、毎日の仕事(ルーチンワーク)に没頭してしまうのではなく、時には歴史の本をひもといてみるなどして、スケールの大きな視野を持ち本質を究める仕事にあたることが必要不可欠と思うのである。
<新居宮池の顔と花>
新居宮池の今朝の顔と、小生の庭に咲くカラミンサネペタです。
カラミンサネペタと呼ばれるのは属名と種小名のカタカナ読みです。
薄い紫色の小さな花を初夏から秋まで咲かせ、暑さ寒さにも強い育てやすいハーブです。
<香川県高校シリーズ①:高高、工芸、高商>
今報から10回シリーズで、香川県の公立・私立の高等学校42校の訪問記を掲載します。
高松市4回(①~④)、坂出市⑤、丸亀市⑥、観音寺・三豊市⑦、善通寺市・仲多度郡⑧、東かがわ・さぬき市⑨、小豆・木田・綾歌郡⑩です。
高松市①の3校からスタートとします。
<県立高松高等学校>
1893年に香川縣尋常中學校として開校した第一学区(東讃)の伝統ある進学校である。
2009年度入学試験において、初めて自己推薦選抜制度が導入される。授業時間確保のため、65分×5限の授業が行われている。
教育基本方針は、「平和な国家社会の形成者として、 真理と正義を愛し、 誠実にして豊かな人間性を身につけ、自主的・創造的精神と社会連帯の精神にみち、しかも心身ともに健全にして、 他人から愛され信頼される人間の育成を目指す。」である。
出身者には、三木武吉
(政治家)・成田知巳
(元日本社会党
委員長)・藤本孝雄
(元厚生大臣
・農林水産大臣
)・平井卓志
(元労働大臣
)・真鍋武紀
(前香川県
知事
)や、芦原義重(関西電力会長、関西経済連合会会長)・大社義規(日本ハム名誉会長)・西岡喬(三菱重工業会長、三菱自動車工業会長)、菊池寛(作家)、林康子(オペラ歌手)・高畑淳子(女優)、三原脩(元西鉄ライオンズ監督・野球殿堂)がいる。
全国でも珍しく、男女の校章が異なる。
男子の校章は「3本のペンと3本の矛→文武両道」をモチーフにしている。これに対して女子は「雪にたわむ笹(雪持笹)→乙女の純潔と忍耐力」である。
<県立高松工芸高等学校>
1898年に香川県工芸学校として創立された。男子バレーボール部とボクシング部は全国大会の常連である。教育基本方針は、「自彊して息まずの精神の涵養を柱として、家庭や地域社会と密接に連携を図りながら、心身ともに健全で、創造力に富み、社会に貢献できる人間性豊かなスペシャリストの育成に努める」である。
実業系高校であるが、現在は全体的に就職者が少数派であり、大半の生徒は大学等へ進学している。
<県立高松商業高等学校>
1900年に高松市立高松商業学校として創立し、昨年2010年に創立110年を迎えました。
教育基本方針は、「生徒一人ひとりが将来幸せな人生を送ることを願い、個々の能力の伸長を図るとともに、豊かな人間性と自主・自立の精神を養い、社会の変化に主体的に対応できる21世紀を生きる人材の育成に努める。」である。
野球の名門として全国的に知られている。
公立高校の中で最初に携帯電話の持込を許可したのは同校である。