今回の鉄道旅行も、四国編が終わり、九州に上陸。
前回の記事はこちら 。
別府駅に到着。
このスタイルの駅名標、約50年前、まだ未就学児の頃に別府に来たときにも、
同様のものがあったのを微かに覚えています。
(今は、高架線になって、おそらく当時の面影はありませんが…。)
別府の遊園地「別府ラクテンチ」です。
これは、遊園地の遊具ではありません。
れっきとした鉄道事業法にのっとった、ケーブルカー(鋼索鉄道)です。
かつては、存続の危機も訪れたこの鉄道(というかこの遊園地)、
遊園地の遊具機械製作会社である「岡本製作所」が直営することで、
今のところ廃止を免れています。
上の写真の犬の車両は、「ドリーム号」。
下の写真の猫の車両は、「メモリー号」です。
「別府ラクテンチ」の入場券です。
かつては、ケーブルだけ乗ることも可能でしたが、
今は、遊園地の入園料込みでないと乗れません。
(ただ、山上の乙原ゲートから入ったお客様は300円でケーブルに乗れる、
と書いてあったので、片道300円と思えば良いのかも…。)
ケーブルは結構な急勾配。
データによると、最大勾配は558パーミル。
起点終点間の高低差は122m。
それを253mで上りきるので、平均勾配は482パーミル。
日本のケーブルカーの中では、最も急勾配です。
ケーブルカーは約3分で山上に到着。
鉄道旅行としては、これで目的は達成ですが、せっかくなので遊園地を探索しましょう。
園内を散歩していたカメ。
写真にはありませんが、後ろを小さいカメが追っかけていました。
(別に親子という訳ではないそうです。)
そのほか、チンパンジーやキツネザル、クジャクなどが
暑い中動き回っておりました。
園内で昼食。
実は佐伯で昼食を調達する予定だったのですが、
船の到着が遅れたので、コンビニに寄ることができず、ここでの昼食となりました。
入ったのは、「森のカレー屋さん」というお店。
最初普通にカレーを食べようと思っていたのですが、
思わずメニューを見て、「森のランチ」というのにしました。
ハンバーグとエビフライ(尻尾付でなく切り身をフライにしたもの)+サラダ+ライス(税込700円)です。
既に14時半を回っていたので、店内で食事しているのは私だけ。
おかげで、ゆっくり食事ができました。
さらに、遊園地を散策します。
この「森のカレー屋さん」の隣りが、この「ラクテンチ天国」。
なぜか、天女の絵と観音様がいらっしゃいます。
(たぶん、ここが別府ラクテンチ内の最高地点と思われます。)
ここが「絶景の湯」。
入園券があれば、無料で入れる温泉ですが、
今の私は温泉に気軽に入れない身。
これが大吊り橋。
吊り橋の真ん中から眺めた別府市街。
こちらは似たようなアングルですが、ケーブルの山上の駅から見た市街。
真下に真っ直ぐの道が海に向かって伸びていますが、
ここをバスが走ります。
別府駅から来ると、バスの前方にこのラクテンチがずっと見えています。
さて、別府ラクテンチですが、
三連休の真ん中にもかかわらず、そんなに人でごった返している感じはなく、
アトラクションも(乗ってませんが)、待ち時間ゼロで乗れているのではないでしょうか。
気になったのは、ケーブルの山上の駅の上にある大観覧車が、
この1時間ほどの滞在期間中、一回も動かなかったこと。
今や、観覧車の時代ではないのかも…。
ちょっと、長くなったので、続きは次回。
次回は、小倉に向かいます。
今回乗車した区間
岡本製作所別府ラクテンチケーブル線 0.3キロ
雲泉寺(ラクテンチ下)14:00→14:03乙原(ラクテンチ上)
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