管理画面で、『あなたの読者は1人、公開待ち1人』というお知らせがありました。
ランキング上位の方は1人を寂しいと感じるかも知れませんが、私にとっては、すごいことです。
『待ってくれている人がいる』って嬉しいことですし、すごいことですよね。
一人PCに向かって、ニヤッとしてしまいました。
今日、学校へ行くと、到着を「まだか、まだか」と待ってくれている生徒がいました。
その生徒は、これまでの欠席日数が多すぎて、就職したいにも係わらず、学校推薦が受けられないと考えています。
欠席日数が多く、とてもではないが、主任や進路の教員に「就職したい、営業の仕事がしたい」とは言えず、悩んでいました。
すごい生徒ですよ。相談を始める前には、「よろしいでしょうか? お願いします」はもちろん、私が話し始めると、自己PRを書いていた手を止めて、顔を上げて聞いてくれます。
(これって、カウンセラー失格。クライエントが自分の力で、何かしている時にはそれを止めてはいけません)
帰り際も、「ありがとうございました。」と嬉しそうに帰っていきます。こちらが恐縮してしまいます。
こちらこそ「ありがとう」って。
実は私の方がかなり救われています。
この生徒は、企業合同面談会でも、他の生徒が平均3社しか回っていないところを8社回って話を聞いています。
また、今日は、そのうちの1社から「先日の○○という生徒、大変応対がよく、本社を受けてくれないだろうか」と誘いの℡があったくらいです。
彼は、営業をしたい一心から、この誘いを蹴りました。
「営業がダメなら、営業能力を高められるような専門学校へ行く」とまで、決めています。
しかし、学校は彼に積極的に就職への扉をあけようとはしてくれません。専門学校を勧めています。
3年間、学校という枠(規則や高校生としてあるべき姿?など)に収まって過ごした生徒だけしか、認めない(推薦しない)のでしょうか?
確かに、「高校の3年間で、欠席数が3桁もあるような者が就職してきちんと勤まるはずがない」という論理も分からないでもありません。
しかし、現段階での彼の就職したいという想いやモチベーションの高さ、職業レディネスなんていうものは、専門学校生や大学生にも劣らないと思います。
また、そんな否定的な評価によって、発達していこうとする芽を摘んではならないと思います。
私は、クライエントの「○○したい」を大切にしてやりたいし、それに向けて一緒に方法を考える・支援するのが、キャリア・カウンセラーの役割だと思っています。
今一番、彼が伸びる時期だと思えるだけに、その時期を大切にしたいです。
私は今、彼の話を聞くとともに、自己PRを一緒になって考えています。
注意していることは、想いを自分の口から出させることです。
カウンセラーが「こういうことではないか」と提案し、クライエントが頷き、話が進んでいけば、相談時間はぐっと短くなり、効率的です。
しかし、その生徒の発達や今後を考えると、自分の口から言わせないといけません。
このあたりが今までの自分にできなかった部分であったかなと、今更ながら反省しています。
また、この時期、一人ひとりの相談に費やせる時間も限られることを考えると、もっと以前(1年次)からこうした相談が出来れば、高校生活の過ごし方も変わってくるのになあ、って思います。
キャリア・カウンセラーとして、そのマインドや手法をいかんなく学校現場で発揮し、生徒を救いたいと考えていますが、学校の姿勢や方針とどう摺り合わせていくかが、今後の課題です。