映画「UN-GO 因果論」見に行ってきた。
もともと映画は好きではない(最後に見た映画はいつ誰と何の映画を見たのかすら覚えてない)のだが、①愛生ちゃんの主演するアニメの映画であり、②上映期間が２週間という希少性、そして③戸松遥ちゃんが舞台挨拶に登場、という三拍子が揃ったことを受け、ホイホイ見に行ってしまった。
アニメ「UN-GO」は１話だけ見たことがあるが残念ながらすぐにあきてしまって以降見ていない。
もともとアニメを見る方ではないのでアニメ慣れしておらず、因果(アニメの主人公の相棒の名前。CV 豊崎愛生)の声が愛生ちゃんっぽくないことから親近感がわかなかったというのが見続けられなかった理由としてあるかもしれない(もちろん、劇中のキャラクターと声優さん本人のもつ雰囲気とがかけ離れていることは欠点などではなく演技力の高さであるということは分かっているつもりだ)。
そんなぼくを劇場へ向かわせたもっとも大きな要因は、やはりハルカスの舞台挨拶参加だろう。
様々なイベントの開催は日曜日であることが多く、仕事柄日曜は出勤なので参加できないことが多い。土曜日くらいしかまともな休みが無いので、その土曜日にイベントがあるというのはとてもうれしい。
7月にライブイベントに参加して以来、ハルカスファンでもあるので舞台挨拶参加と聞いてすぐにチケットを購入した。
結論から言って、行って良かった。
舞台挨拶ももちろん良かったが、アニメ本編を全然知らないぼくでも映画の内容も十分楽しめた。
映画の内容は、新十郎(主人公)と因果の出会いを描いたものなのだが、ぼくが心を奪われたのは、その作中に出てくるヒロイン倉田由子(CV 戸松遥)だった。
ハルカスファンと言いながら、前述の通りアニメをあまり見ないので、ハルカスが声優として演技しているところを見るのはたぶんはじめて(ほかのファンの方々に怒られるな)。
しかしながら、始終彼女の演技にドキドキしっぱなし。
声だけで人の心を惹きつける。
改めて声優さんってすごいと思った。
そして、倉田由子の台詞がとても印象的だった。
「口から出ることばとは別にこころが存在する。
けれど、そのこころが真実というわけじゃない。
そのこころもひとつじゃない。
みんなそうやって色んな思いを抱えて生きている。」
(うる覚えなので、正確ではない)
当たり前と言えば、当たり前のことなんだけれど、ぼくは好きだ。
我々は、ある人の一面を見ただけで「あぁこの人はこういう人なんだ」と決め付けてしまうことがある。けれども、ほんとうはその裏に隠された思いがあったり、心にもないことが不本意にも口を衝いて出てしまっただけだったり、一概には判断できないことが多い。
またその裏に隠された思いも決してひとつじゃないし、複数の思いをごちゃまぜにして抱えながらみんな生きている。自分自身でさえ、どれが自分の”ほんとうの思い”なのか分からないこともある(”ほんとう”なんて無いのかもしれない)。
「分けること」は「わかること」。
「わからない」という状態は、こころを不安定にする。
だから、決め付けたり、自分の思いを一方的に押し付けたりして、一旦「分ける」ことにより、自分のこころを落ち着ける。それは決して悪いことではなく、生きていく上ではとても必要なことだろう。割り切る、ということは人生という荒波を泳ぐには重要な技術だ。
だけれども、あらゆることが「分け」られるわけではない。その最たる例がこころだろう。
「分け」られない状態を受け入れるには体力が要る。意外と簡単なことではない。
そういったことの核心を突いたのが、戸松遥演じる倉田由子だった。
映画鑑賞後に、舞台挨拶が始まり、そこには映画監督、音楽担当の人、エンディング曲の作曲者の人、アニメのヒロインの中の人、そして戸松遥ちゃんが登場。
ハルカスファンも多いらしく、名前を呼んだり、手を振ったりする人もいた。
しかし、そういったことはハルカス以外にはされなかったので、ハルカス自身は少し困惑しながらも笑顔で手を振りかえしていた。
しかし、ハルカス顔小さすぎだろ。
ハルカス髪つやつやすぎだろ(絶対いいにほひする)。
そして、ハルカス可愛すぎた。
映画上映時間は45分くらいで、映画って全部2時間あるものだと思っていたぼくには「え、もう終わり？」と感じられたが、でも内容が前述の通り気に入ったものだったので満足して映画館を後にした。
ほぼ衝動的な参加だった今回の映画鑑賞だが、今日のことで実感した思いがある。
思い立ったが吉日。
そう、思いついたことは思いついたそのときに行動するべし。
後悔は後ですればいい。やる前からくよくよするべきではない。
っちゅーこって、
けいおん！初日舞台挨拶チケットを
全力で取りに行く！！！(ヤフオクで)
(ロッピーでの抽選は二口ともはずれた)
戸松遥ブログ ハルカレンダー
「ありがとうございました☆」(映画「UN-GO 因果論」舞台挨拶終了後のブログ)
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