◇はじめに◇
麻雀は待ち、点数、河読みなどのいろんな要素があります。少しづつ覚えていき、それが実戦で分かるようになるとおもしろくなります。
最初はめんどくさく、理解しにくいかもしれません。しかし、覚えた分だけ本番で生かされるので成長を感じます。大会やMリーグなどを見ていれば分かるとおり、年を取っても楽しめます。長いスパンで楽しめるのです。
趣味や暇つぶし、脳トレにもなるのでやって損はないかなと思います。
麻雀で特に重要なのが、何待ちか?を把握することです。
昔は手役重視だったようですが、現代麻雀ではいかに効率的に早くアガるかが重要です。極論ですが、点数、河や危険牌などの知識を知らなくても、他の人より先にアガり続ければ勝てます。そのアガりには何待ちか?が分かることが大前提です。
しかし、先にも述べたようにネット麻雀にはアシスト機能があるので、テンパイしていたらすぐ分かります。機能をオフにしても、面前テンパイ時にはリーチ表示でテンパイが分かってしまいます。いつの間にかテンパイしていた!なんてことがよくありますよね?
これが、ネット麻雀特有のアシスト機能ありきでしか打てない麻雀になってしまうのです。
時間制限もネット麻雀をスムーズに進行する為に必要ですが、初心者にとっては上達しないマイナス要素となってしまいます。
今は過去の牌譜を見れるところが多いです。間に合わなくて適当に切ってしまった箇所を見直して、何を切れば良かったのか?を見直したしたほうがいいでしょう。今ではいろんな麻雀解析ツールもあるのでご活用を。
◇待ちの形を覚えよ◇
待ちを攻略するには、まず基本となる形を把握しましょう。これが分かっていないと麻雀できません。
★基本中の基本形★
両面(・23・)
シャボ(・1122・)
ノベタン(・1234・)
カンちゃん(1・ 3)
ペンちゃん(12・)
単騎(1・)
次に、多面待ちの時に役立つ基本の型なるものとを覚えておきましょう。
例えば、34567の形です。
5枚ですので完成は雀頭ありきの6枚です。2メンツ作ります。こういう暗刻や一盃口がない場合等はスジを当てはめていけばだいたい解けます。
ここで、前々回の記事で言ったスジの中の牌が重要になってきます。
34567
〈2〉34 〈5〉+ 567
345 +〈5〉67〈8〉
こんな感じでイメージすれば分かりやすいでしょう。258のスジの三面待ちということが分かります。
三面待ちと言うと複雑そうかもしれませんが、この待ちのスジの三面待ちはただの2つの両面待ちです。(25 58)
しかし、注意しておきたいのが
スジの三面待ちだからと言って全部両面待ちではない、ということです。
2345678
これは258待ちですが、
両面待ちはなく、全て単騎待ちです。ノベタンが2つあるだけです。
こんな形もあります。
3456677889
これは369待ちですが、
69の両面待ちはありますが36の両面はないです。3は単騎待ちです。
スジというと両面のイメージがありますが、147、258、369待ちでも両面待ちとは限らないことを覚えておきましょう。
まずは待ちにおいての基本の形なるものを覚えておきます。
例えば、1234
これがノベタン待ちとぱっと分からなければ時間がかかりすぎてしまいます。形を覚えておけば短縮になります。
ネット麻雀では自動的に理牌されます。(牌が数の少ない方から並ぶ)
把握していないと、メンツが完成しているのに気づけない。ということが起きます。
例えばこういう形です。
122334
かなりよく出る形です。123 234 とメンツができています。一盃口揃えようとしたら、逆側が揃ったようなイメージ?です。
このように、
牌を入れ替えて、順子や雀頭を作ることに慣れることが重要です
基本の重要な形をあげてみました。
□一盃口形□
⚫一盃口待ち形 ⚫
22334 (14待ち)
12233(14待ち)
2つの並びトイツに両脇どちらか1つの連続した牌。もしくは、1つだけの牌のスジ(11223 78899は端なので必然的にスジにならないので注意)
⚫並びトイツ形⚫(一盃口なりそこね?)
①2233④ (123 234)
②3344⑤(234 345)
③4455⑥(345 456)
④5566⑦(456 567)
⑤6677⑧(567 678)
⑥7788⑨(678 789)
・この形はかなりよく出ます。並びトイツのスジと覚えとけばいいでしょう。
そしてこの形は順子2つとインプットしておきましょう。多面待ちなどで、この並びトイツのスジの形が2メンツと覚えておけば役に立つはずです。
ちなみに、一盃口にさらに連続する隣がくっつくとメンツ+ノベタンになります。
2233445 →234 2345
□連続形□
⚫5連形⚫
23456(147待ち)
34567(258待ち)
45678(369待ち)
・有名ですね。この待ちになることは比較的多いです。4連形が発展した形ともとれます。
⚫7連形⚫
1234567(147)
2345678(258)
3456789(369)
教科書みたいに一応基本例として。
□その他□
⚫4枚形⚫
○両面暗刻そばの形
2333 (両面14 単騎2 待ち)
2223 (両面14 単騎3 待ち)
○カンちゃん暗刻そばの形
1333 (カン2待ち単騎1待ち)
1113(カン2待ち 単騎 3待ち)
○ペンちゃん暗刻そばの形
1222 (ペン3待ち 単騎 1待ち)
1112(ペン3待 単騎 2待ち)
・両面、カンちゃん、ペンちゃんと+単騎の形です。
※普通の手配でもよく出る形です。この4枚形の待ちを瞬時に分かるようになりましょう。
⚫中ぶくれ形⚫
2334(単騎3、カン3待ち〈雀頭を33として〉)
□見落としやすい形としてあげました。中のトイツが単騎として理解すればいいです。
次回
多面待ちの実際の解き方を解説していく予定です。