いつも一番でいたいという願望。
誰にも負けたくない。

アキは仕事は仕事っていう。

例えばメール。

アキは仕事で営業メールやら、客への返事やら忙しい。
最近はクルマ乗せてても、携帯イジリ。

そんだけメールしてたら
オレへの連絡も適当になる時もしばし。

しょーもないけど
見えない客に、アキの仕事に嫉妬することもあるよ。

けど何も言わない。
だったら付き合うなってなるし。
この前だけど

3ヶ月ぶりにアキの店に行った。
アキの給料締日。

最後の一本助ける。

大台のったって言うアキ。

あんま興味無いオレ。
あるけど…

一時間滞在してウーロン茶一杯で帰る。

アキも一緒に上がる。

夜の街を歩く2人。

巻き盛りなアキとスーツリーマンなオレ。

どっから見ても、キャバ嬢とリーマンのアフターだろよ。

久しぶりに見たアキの仕事。

懐かしい感じ。

自分の女の店。
たまには良いかも…

でも行かね~




今日は土曜日。



オレは特に予定もないから

掃除したり、洗濯したり。

買い物行ったり。



アキは昨日5時あがりだったらしく

6時くらいに帰ったメール着てたっけ。

何となくオレも起きてたから

「キャバ嬢お疲れパー」みたいに返信。



で、3時くらいにアキから

「今起きた!遅刻する!」メール。



アキが用意するのに約2時間

6時からメシで8時から同伴出勤なら

5時には家出ないとな。



暇だったし、話したいことも有ったから

昨日に続き



オレ「送ってやるよ!」


アキ「5時に待ってる(笑)」


オレ「5時な」


アキ「うんドキドキ



5時にアキの家に行くことに。



どっかの男とメシ食いに行くっていう

自分の女を1時以上かけて迎えに行くオレ。



これってどうなんだろう。。



普通に考えたら



都合の良いバカ。

ただの足。



今までのオレならば、そんなことはしなかったよ。



アキがキャバ嬢だから?



とにかく、迎えに行く。



10分待っても出てこないアキ。


「10分経過」

メール送るオレ


アキ「なにが?」


って?




しばらくしてアキから電話。



アキ「もう出たよ」


オレ「は?」


アキ「もしかして来てるの?」


オレ「当たり前」


アキ「嘘ばっか」


オレ「ホントだけど」


アキ「そんな人いる?」


オレ「ごちゃごちゃ言ってんじゃねーよ」


アキ「もうすぐ駅に着く」

   「ほんとに着いてるなら、クルマの音聞かせて?」


オレ「もう良いわ!帰る!二度と迎えになんか来ね~」



ってモメた。



何のこっちゃ。



アキ曰く


ナギは前から、ウソとか冗談が多いから。


キレるオレ。



アキは現実主義。


オレはアキに対して優し過ぎるのか。


これを辞めたら、今までのオレに戻ってしまう。


オレのツレは言う。


今までの罪償いだよって。


そんなことは無い。


けどそうなのかもな。




闇だ。

スパイラルだ。


今日アキと逢った。

出勤前の僅かな時間。

4時半にアキ宅へ行く。

実家だ。

週末ゆえに同伴予定。

6時までがアキとの時間。

将来について話した。

6時にアキを見送る時は笑って送り出す。

それからまたオレは仕事に戻る。闇が襲ってきたよ。

お互い頑張ろうって
お前が仕事を頑張ろうって言うと微妙な気持ちになるよ。

何の為にオレは。

自分でもわかんねーよ今は。

男ならば。
今日はホワイトデー

オレの女は忙しい。

キャバ嬢だから。

相当回転してるだろ。

アキは今の店から
キャバ嬢をスタートさせた。

もうすぐ1年になる。

店での成績は上々。
なかなか安定してる。

オレが客だった時も、常に2被り、3被り。

熱烈な太客とよく被ってたっけな。

オレが最も通ってた時でも
10日に1回くらい。

太オヤジはほぼ毎日来てて
オープンラストなんてことも、しばしばらしい。

今は基本、アキが話さない限り店のことは聞かない。

アキの客のこととか、そりゃ気になるけど。
気にしてたらキリが無い。

アキはオレのことを
そこら辺のことを気にしない人、大人な考えで見守ってくれる人。

って思ってて

「何で嫉妬しないの?」

なんてバカなことを聞いてきたこともあった。

それでケンカしたっけな。


アキはそんなオレに

「ナギがため込んでしんどくなるなら、いつでも気になってることは言ってよ。」

って

アキなりに
気を遣ってんのかな。

ため込んでないのか?
って考えたら
相当ため込んでるよ。

しんどくないのか?
って
相当しんどい時もあるよ。



ため込まない方法
楽に付き合う方法



オレは知ってる。





話は戻って
世間はホワイトデー
そりゃお客様に何をもらったか気になるところ。
愛するアキ嬢を振り向かせようと皆さん必死だ。

一社会人としても
気になる。



今のオレにできること

それはアキのことを
受け止め、受け入れ、見守ってやること。

オレにしかできない優しさで包みこんでやること。

優しさって言うとちょっと欺瞞的だろうか。

恩着せがましい?

自分を制約し、自傷の愛に快感を得ているのか?
そんなことねーよ!
けど、ただのお人好しよりはカッコいいかもな…

幸せって何だろ。


自然科学
腹立つ。

統計学
それがどーした。