何となくノリで行ったキャバクラで知り合った

アキとオレ。


また接待でも有ればお世話になるよ。


と言い残しつつ。。


当分行かないだろなと思ってた。


一応お決まりで赤外線送信っての


やってみたけど


アキからの一斉送信メールは、ほとんど無視。



出会ってから1週間ほど。。


アキからのメール


「明日の4人ゴハン楽しみだね!」


へっ?ゴハン?


4人?


そうだ。思い出した。


最初に連れてった伊藤(後輩)だ。


あの時何を思ったか、伊藤はいきなりの指名。


どんだけ美味しいフリーだよ。。


「ある程度回転させて気に入った女が入れば指名するなり自由にしろ」


っていうオレの忠告も忘れ


最初に付いたアイコ嬢を指名。。

まぁ、しゃーないっちゃしゃーないがな。。

こういうヤツが、キャバにはまるとカモられる。。



その席で、


伊藤 「同伴ってどんなもんですか?」


オレ  「メシ食って一緒に入店。しょーもないよ。」


すかさず、、


アイコ嬢 「伊藤ちゃん。同伴童貞なの?今後色々教えてアゲルからぁぁ~」


みたいな。


やめときゃ良いのに


伊藤 「ナギさん、オレに同伴のいろは教えて下さい!」


オレ 「したこと無いから知らん」


アキ 「ウソツキ!みんなで焼肉食べたい!」


アイコ嬢 「来週の金曜に決定ね」


オレ 「無理。無視。予定パンパン」


伊藤 「御願いしますよ。1回だけ。」


オレ 「勝手に行ってこいよ」


アキ 「やっぱ焼肉は4人でしょ!」


オレ 「は?ぜって~無理」


てな感じで。。



出た!


■キャバ嬢の 持ちテク其の一 ニコイチ作戦


(其の二以降が有るかどうか分からんけど。。)


こんな作戦無視だ。



その後、伊藤とアイコ嬢のやりとりで

勝手に4人で行くことが決定してた。


伊藤を呼ぶオレ。


「明日メシってどういうこと?」


伊藤「えっ?行かないんですか?」


「行かね~よ!」


伊藤「何で?あんなに盛り上がったじゃないですか!」


「金がいくら有っても足りね~」

「それに、あいつらタイプじゃね~」

「ニコイチ作戦だぞ。ヤツラ楽したいだけだ。そんなもん乗るな!」

「もっと良い店連れってってやるから、出直せ。そんなもん無視だ!」


伊藤「でも約束してしまったし…金ならオレが出します!」


って伊藤が完全にハマってんじゃんか。。


金出すとか言い出してるし。。


「わかったよ。今回だけな」


伊藤「有難うございます!!」


「で、ドコの店に行くの?」


伊藤「さぁ?」


「わかったよ!適当な居酒屋でも予約しとくから!」


伊藤「焼肉じゃ。。」


「焼肉なんか食わせる必要ねぇ!たこわさでも食わせとけ!」

「意外とタコワサとかナマコとか食わせたら喜ぶぞ。。」


伊藤「有難うございます!せめて個室で」


オレ「わかったから・・・・」


伊藤が仕事でつまづいてて、そのころ元気無い感じも有って

とりあえず1回付き合うけど、あとは伊藤の人生知ったこっちゃね~

って思ってたっけな。


そんなこんなで出会ってから1週間後

オレはアキと再会することに。。




マジでたまに思う。

「オレは女か!」

ってね。

ヤケ酒たれてんなら
まだ分かる。

アキが仕事の時
夜7時くらいになると
得体の知れない闇が襲ってくる。

家に帰っても眠れなかったり。


アキには見せたくない姿だね。


こんなのは初めてだな。


何でこんな気持ちになるのか、
自分では良く分かる。
この闇から抜け出す方法も知ってる。


心のバイオリズムっての?
総じて下の方だな。
悪い方に考えたら悪い流れを生み停滞し、淀み、はまる。


今までもそんな事はあったが、
気持ちの移り変わりを記録してるって事実からして、結構なはまり具合だぜ。


今回どーなるのかね

去年の夏

アキとオレは出会った。

アキの店には何度か行ったことがあった。

店の雰囲気が落ち着いていて、キャスト年齢層も若過ぎない。広くてキレイな店。

キャバ好きなクライアントの接待には最適だ。

出会った日は平日ど真ん中の水曜日。

その日は、職場の後輩を連れて行ったっけな。
そいつがキャバクラに行きたいって言うから。

2人目についたのがアキだった。

普通の話しかしないアキ。ガキっぽくて、パッとしないな。
これがその時の印象。

アキにその時のことを聞いてみると…

20代後半の絡み辛い客きたよ~

っていう印象。


そんなアキを何故か指名してしまったオレ。

未だに意味不明。

酔ってたからかな。


そんな風に出会ったアキとオレ。キャストと指名客。

キャバ嬢攻略に燃えるわけでもなく。

仕事で店に行ったら今度から宜しく。くらいしか考えてなかったから。
仕事終了。


今日も変な色の電車に乗り込む。

珍しくメールくると思ったらアイツ今日休みだ。


仕事でイヤな思いをした。

嫌らしい大人。冴えないでしょ。
仕事で凹むことなんて滅多にないけど、今日のは考えもの。

まぁ冴えない大人も、皆それぞれなりに立場がある。
置かれている立場。


アキのバカメールに救われたよ。


アキってのはオレの女。

アキは源氏名。

何でそんな名前選んだかな。


アキが休みならよく眠れる。

けど仕事のイライラのせい?

今日も独り飲み行こうかな。

駅前の中華屋なら調度良いよ。

アキと付き合ってから、独り飲みが増えたな。

オレってつまんない男になってねーか。

今や地元駅。冴えない街だ。


もうすぐこのマチもバイバイだな。

てか
今日はアキと、
メシ行く予定だったな。
アキからキャンセル。
来週に延期。

付き合い始めてもうすぐ4ヶ月。初めて2人でちゃんとしたメシ。

「ナギが一番したいことって何?」

アキが聞くから

「平日の夜。一番気に入ってる店に連れて行きたい」

って答えた俺。

「何でぇ?」

不可解な表情のアキ。

今まで普通だったことが、こんなにも自分にとって幸せだなんて。

それから1ヶ月。
やっと来たその日のハズが…

アキは1週間延期!

って言うけど

オレだってヒマじゃね~

どうなるんだろ。

もうすぐ日が変わる。

華やかな時間だ。

オレは変な色の電車に乗込む。

腹減ったな~
昼メシ食ってねぇ…
今日は何も考えずに寝よう。
昨日2時間しか寝てないし。

周りを見渡す。

何て冴えない。。

このまま帰っても眠れない。
ビール飲みたい!

駅前の馴染みの焼鳥屋。
閉店間際のカウンター。
何て冴えない。

オレには無理だな

瓶ビール。


オレは2杯目

中ジョッキ。


離れ体言ドメ…


考えてみたら

冴えないオヤジ達を、変にする。目覚めさせる。もっこりさせる。アイツの仕事って笑える。

日付変わった。

今日は連絡ないな。

中ジョッキ3杯目。


考え出したらキリがない。
笑えるって考えたら
今夜は眠れるかな。
やっぱガキだな。オレ。