♪ずっと夢を見て安心してた
『Day Dream Believer』の歌詞にあるフレーズ。
今までずっと「夢」をみていたのか、と思うことがある。息子の物語、もちろん主役は息子。いつまでも続くと安心していた。
主役のいない物語はただの風景…。もう物語は途切れてしまって続くことはない。
そんなこと、、あるはずもなくて、まるで息子がいたのは「夢」で、夢が覚めたのが「現実」のような…あり得ないことを思い巡らせてしまう。
またはその逆で、今息子がいないのが「夢」で、いつか息子が帰ってくるような気がしたり、いつかあの頃に戻れるように思えたりする。都合のよいことを頭のなかで空想して、そんなことの繰り返し。
でもどちらも現実…
息子がいたこと、息子がいないこと、そしてもう帰ってくることもなくて、願いが叶うこともない。
分かっていても、矛盾ばかりの空想を抱いて、あれこれと思い巡らせ、悲しいけど非現実世界に逃げ込んでいる。いつまでそうしていくのだろうか…自分でも分からない。
ただ、息子が生きていたことは確かなこと。
息子が生きていた時間、希望をくれた時間は、幸せと光に満ちていた。空想でも妄想でもない。だから、息子がいた時間は「夢」ではなくて、、「夢のような現実」だったんだと。
それは大切な、大切な記憶の宝物。
「夢のような現実」は確かに此処にあった。
それはずっと忘れずにいたい。
もう進むことのない物語だけど、これからもずっと此処にあり続けたい。息苦しくて、逃げ出したくて、目を背けたい現実だけど、大切な記憶をずっと抱えて、忘れることのない物語にしたい。
ずっと夢を見て
まだ逃げていくかも知れないけど
いつか先に見える何かを信じて…
