息子は、小さい頃からプールが苦手でした。
幼い頃、お風呂で溺れそうになったことがあります。幼児用の浮き輪(足を通して座るタイプ)に乗せているときにひっくり返ったのです。その時はすぐに気づき、抱き上げたので、命に何も別状はありませんでしたが、当時、息子は大泣きしました。
その体験が強い衝撃となり、後に大きな傷を残したに違いありません。
それ以来、小学校、中学校と体育のプールの時間は休みました。克服して欲しいという気持ちもあり、水着を持たせて学校へ行かせたことがありました。でも、結局は体育は参加できませんでした。
それ以降、強制することはしませんでした。
それほどプール、水が嫌いだったのに、海は大好きでした。毎年のように行きたい、まだ帰りたくない、また来たいと言うほど。
そんな息子が喜ぶ姿、楽しそうな表情、笑顔を見たかった、息子が満足して帰れるようにさせてあげたかった、そう思っていました。
ひとつの大事なことを忘れて…
私は今まで、もしものときや最悪ケースを想像して守ってきたつもりでした。自然災害、人為災害、危ない場所。何処か出かけても気をつけていたつもりでした。山、川、道路…。
でも、結局は何も守れていませんでした。
何も分かっていませんでした。
命の儚さ、命の大切さを。
あの時、たったひと言があれば良かったのです。誰でも想像できること、
危ないよって…
そのひと言があれば、命を失うことはなかった。ひと言あるかないかは大きな差があり、それが取り返しのつかない結果になってしまいました。一生悔やまれます。
ひと言の大切さを痛いほど思い知らされました。もはや手遅れですが…
ーー
ある方のブログで思い出すように聴いています。
Adiemus という歌です。
(邦題:聖なる海の歌声?)
以前は癒やしの歌として聴いたことがありますが、今は別のように感じます。大地や海、地球上の生命、何か絶大なる力強さに圧倒され、毛が逆立つような感覚になります。
魂の叫びのような、大地や海が悲しんでいるような、息子が悲しんでいるような、私を憐れんでいるかのような、上手く言えません…
ただ、それを聴いて
涙を流すことしかできません
https://youtube.com/watch?v=GCsQZSB1gZg&feature=share
