物語の中後半での艦隊戦は素晴らしいものがありますが、それは次回として、今回は冒頭の艦隊戦を取り上げます。時間にして僅か3分程に過ぎませんが、なかなか魅かれる濃い艦隊戦です。
クーデターに加担しガミラス本星に帰還できなくなったバンデベル将軍が艦隊を率いて宇宙を彷徨っていたところに、ダガーム大都督のガトランティス遠征艦隊に捕捉され、一方的に攻撃され、一方的に敗れてしまうという、内容的にはシンプルなものです。が、その迫力の戦闘シーンは凄いです!
ガミラス本星にも他のガミラス軍基地にも帰還できずに、大マゼラン外洋銀河間空間を彷徨うバンデベル将軍率いるガミラス艦隊
デスラー戦死の報(誤報なのだが)を聞き、帰国も夢ではないと喜ぶが…
喜ぶのも束の間、突然の奇襲を受ける
周囲にいた護衛の艦が被弾し
かくも脆く爆発する
次々と、いとも簡単に撃ち減らされていく…
この時、旗艦のゼルグート級戦艦だけになっているので、元は20隻の艦隊であり、ほんの僅かな時間に19隻も撃沈されたことがわかります
最後の一隻となったゼルグート級戦艦も、とうとう正面から直撃を浴び
爆発の直前、艦橋が円盤型脱出艇となり分離
艦本体は轟沈
メガルーダの最後の一撃
ガトランティス艦隊にはナスカ級空母もいるが、空母が艦載機を出す必要がないほどの一方的な長距離砲撃戦です
エネルギーが蓄積され
エネルギー弾が転送投擲機の発生させるワープ波で目標目掛けてジャンプする
まさに「直撃砲」!
円盤型の脱出艇はワープで逃げようとするが…
それも間に合わず火線に灼かれる
自軍に損害なく戦いを終えたガトランティス遠征艦隊
エネルギー弾が転送投擲機の発生させるワープ波で目標目掛けてジャンプする
左はラスコー級突撃型巡洋艦、右はメガルーダ
次回はこの「星巡る方舟」の中後盤の艦隊戦を取り上げます!