第122艦 名艦隊戦27 ヤマト「星巡る方舟」冒頭艦隊戦 | アニメに見る宇宙戦艦・宇宙艦隊の研究室

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このブログはモビルスーツよりも宇宙戦艦の方が気になる!好き!という「少数派」の方々にお送りします。

ヤマト2199の劇場版サイドストーリーで、ヤマトのイスカンダルからの帰路での出来事が描かれています。
物語の中後半での艦隊戦は素晴らしいものがありますが、それは次回として、今回は冒頭の艦隊戦を取り上げます。時間にして僅か3分程に過ぎませんが、なかなか魅かれる濃い艦隊戦です。

クーデターに加担しガミラス本星に帰還できなくなったバンデベル将軍が艦隊を率いて宇宙を彷徨っていたところに、ダガーム大都督のガトランティス遠征艦隊に捕捉され、一方的に攻撃され、一方的に敗れてしまうという、内容的にはシンプルなものです。が、その迫力の戦闘シーンは凄いです!


ガミラス本星にも他のガミラス軍基地にも帰還できずに、大マゼラン外洋銀河間空間を彷徨うバンデベル将軍率いるガミラス艦隊

デスラー戦死の報(誤報なのだが)を聞き、帰国も夢ではないと喜ぶが…

喜ぶのも束の間、突然の奇襲を受ける

周囲にいた護衛の艦が被弾し

かくも脆く爆発する

な、何なんだ?

「艦種識別!ガトランティス!」

砲撃の正体はメダルーサ級殲滅型重戦艦メガルーダ(全長505m)の火焔直撃砲

「蛮族どもめ!反撃だ!」

ガミラス艦隊の旗艦であるゼルグート級戦艦(全長730m)の主砲が反撃の火を噴く

ガミラス艦隊から伸びる反撃の火線

ヤマト2でメダルーサは地球側の波動砲の射程の2倍の距離から撃ってきていた。ガミラス艦の主砲ではまだ届かないのでは?

そんなことに関係なく、火焔直撃砲の光の輪が輝き

次の瞬間にはガミラス艦が炎に包まれ…

次々と、いとも簡単に撃ち減らされていく…

一瞬、ガミラス艦が炎の川の中を泳ぐ魚のように見えます

「艦隊損耗率95%!」「ぜ、全滅?」
この時、旗艦のゼルグート級戦艦だけになっているので、元は20隻の艦隊であり、ほんの僅かな時間に19隻も撃沈されたことがわかります

最後の一隻となったゼルグート級戦艦も、とうとう正面から直撃を浴び

爆発の直前、艦橋が円盤型脱出艇となり分離

艦本体は轟沈

メガルーダの最後の一撃

ガトランティス艦隊にはナスカ級空母もいるが、空母が艦載機を出す必要がないほどの一方的な長距離砲撃戦です

エネルギーが蓄積され

エネルギー弾の次弾が生成されると
な、なんとも邪悪な球体…

エネルギー弾が転送投擲機の発生させるワープ波で目標目掛けてジャンプする

まさに「直撃砲」!

円盤型の脱出艇はワープで逃げようとするが…

それも間に合わず火線に灼かれる

自軍に損害なく戦いを終えたガトランティス遠征艦隊

左はラスコー級突撃型巡洋艦、右はメガルーダ

美しく見事な横一文字隊形のガトランティス艦隊

メガルーダの全景

戦闘を終え砲身内の熱を放出するような噴出を見せてから砲身を収納する

圧倒的勝利に笑うダガーム大都督

いやーホントに絵は綺麗で、スピーディで、迫力あって、素晴らしい名艦隊戦でした!

次回はこの「星巡る方舟」の中後盤の艦隊戦を取り上げます!