防災意識を高める  NO/68 | 不動明眞

不動明眞

AKIMASA FUDO AKIRA

(災害FMに注意を払おう)

 

●災害FMで生活情報を得る

 

臨時災害放送局は、災害発生時に臨時に開設される

地域限定の放送局です。

免許期間は2カ月間だけですが、

更新もできます。災害発生からわずか約1時間後に

免許を得たところもありました。

放送内容は、災害関連情報、安否情報、避難場所

救援物質、仮説住宅、ライフライン復旧状況、

など、生活に根差した、ものが主体です。

 

情報がいちばん欲しい被災地では貴重な情報源

です。

その一方で運営費の捻出に各局が悩んでいることも

現実です。

 

(口コミの力を利用しよう)

 

●主婦ネットワークで情報をゲット)

 

東日本大震災直後、スーパーからトイレットペーパー

がなくなりました。

 

たまたま、購入できたトイレットペーパーを持って

歩いていたら、見知らぬおばさん何人から

「どこで買ったの?」と聞かれたという人がいました。

つまり、生活に直結している情報は、

口コミで広がるということです。

行列で並んでいても見知らぬ者同士でも、

おばさんたちは、うわさ話や情報交換に花が咲きます

非常時はとくに情報に敏感ですから、

なおさらです。

 

(ふるさととのつながりを保とう)

 

●情報は自分から集める

 

被災して命からがら地元を離れた人が

「転居先不明」扱いになっています。

 

避難所のたびたびの移動、仮住まいを続ける中で

「落ち着き先がない」ことが原因です。

また、役所も被災している状況のため

ふだんの業務以上の仕事で混乱しています。

家族やまわりの人の助けを借りて情報を

集めておきましょう。

 

※地震、津波、原発事故で住民の多くが、

転居先不明

県外の親戚、知人、友人宅に・・・

たくさんの人が慌てて移動しました。

 

義援金、仮説住宅の案内、災害助成金、

国民年金、国保、学校、行政サービスなど・・・

 

なるべく、自分から連絡して、

情報を集めておきましょう。