還暦過ぎると、お気に入りのお店を見つけて、行きたい時にいつでも行けるお店を何軒か持っておきたいが、そのようなお店はなかなかそう巡り合えない。
今回は、お気入りのお店にしたかったのだけど、それが無理そうな大変残念なお店のはなし。
場所は浦和駅を降りて徒歩圏内の割烹料理屋さん。
昨年一度行って美味しかったお店だったので、今回予約して知人と2名で再訪した。
予約必至なので、1週間前に電話予約。
電話予約の際、「カウンターになりますがよろしいですか?」と店主に言われたが、特段カウンターが嫌いな訳でもないので、いや割烹料理なら店主の仕事ぶりが見れるし、あわよくば店主とも話もできる場合もあるので、カウンターにて予約をお願いした。
当日、予約時間にお店に入る。
「予約した○○ですが」と伝え、店内を見る。お店の人は店主ひとり。店主は、「ハイ」とか「いらっしゃい」的な反応は無がなく、予約したか不安になる・・・。店主の態度がおぼつかなかったが、否定もしてないので、予約は承知済みと察する。
店内を見渡すと、テーブル席もあるが、カウンターは7,8席のL型でその両端には、それぞれ既にお客がいて、店主は、私たちをカウンターのどこに案内するか、やや困った表情をして、カウンター奥のひとり客の隣を指し、この席(並びで2名)を案内した。
予約した時間は、午後6時なので、まだお客は少ない。私達以外は、カウンターの一番奥に1名と手前端に2名。
奥の個室に2名がいる感じ(話し声で)
他にもテーブルとイス席があるが、こちらのお客はまだ来店してない。
先ず、飲み物を初めに頼み、料理のオーダーをしよう「メニュー表1ページ目にある「お任せコース」をオーダーしようしたが、店主が困ったような表情をして、「料理を出すタイミングが遅れてしまうかもしれませんが、それでもよろしいでしょうか?」を返答され、「ではアラカルトの方がいいですかね?」と私が尋ねたら、「こちらもメニューによってはお時間いただく場合があるかもしれないです」と返答される。
(じゃ、、どっちを選べばいいんだ??)内心困惑、、、。(予約するんじゃなかった?)と少し後悔、、、
本日は混んでいるので、料理提供のタイミングがずれたりすると言いたかったらしい。
結局、最初にお願いした「お任せコース」をお願いする。
昨年秋に来たときも、「お任せせコース」を頼んだが、その時は、給仕してる女性がいたが、今日は店主のみ。これでこのお店ひとりで切り盛りするのは大変だろうなと思った。
コースの料理は、店主が言うほど、間延びもすることなく、出される一品一品の味がとても美味しく頂いたのだが、、このお店の良かった点はそれだけでした。
カウンターの空気感、雰囲気が常連ワールドなのである。
私達が入店時に、既にカウンター奥に座っていた客は、いやゆる「常連さん」。最初はビールで喉を潤した後、焼酎のマイボトルで水割りを楽しみ、アラカルトで食事していた。1名なので静かに料理とお酒お楽しんでるような。店主とは、慣れ親しんだやり取りを感じた。
カウンター入口手前のシルバー世代らしき夫婦は、これまた常連さんで、店主とよく会話をしながらメニュー表にはない、隠しメニューを楽しみ(料理をみればわかる)、私たちが入店の後、新しくお店に入ってきた「常連客」となじみの会話をしていた。私たち以外の3名は、すべて超「常連客」という、初心者客にとっては、このカウンターは、何ともいずらい雰囲気だったのである。
予約時に、「カウンターでもいいですか?」っていう店主の予約時の返事は、裏言葉で「(カウンターは常連客の席になりますが、その席でもいいですか?」っていう意味だったのだろう。
そんなのわかる訳ないけど、これじゃ説明して欲しかったなぁ、、、、。
昨年訪れた時は、2人テーブル席で特段何も感じなかったのだが、その時にカウンターをみたら、「常連客」空気感を感じたが、まさかここまでとは。。。。
店主は、料理を提供するときに説明する以外、私たちとは一切会話が無かった。私と一緒に食事した知人が「うまいなこれ!」って何度か言ったが、店主は、全部スルー、、、、。
店主と常連さんとは、何度か会話をしていたのだが、・・・。
カウンター席の手前の2名のシルバー夫婦がお店を出るとき、店主に挨拶してお店を出たが、会計はしてなかった。ツケなのだろうか?
カウンター一番奥の常連さん1名の方は、お会計を支払ってお店を出るときに、まだ残っていたカウンターの常連さんに「お先に失礼します」って軽く挨拶してお店を出て行った。
お互いに顔見知りの常連ワールドなのだろう。
料理がデザートで締めだが、アルコールは、もういらなかったので、お水を頼みたかったのだが、店主の忙しそうにしているのをみて、とてもお願いする気になれなかった。(話しかけないでほしいっていう空気感。。)
飲み物無しで、デザートをそそくさと食べた。(美味しかったけど、、、)
お会計を済ませで、私が席を立つ際に、隣の椅子に少しぶつかってその反動でその椅子がもうひとつ先の席に座っている常連さんに軽くぶつかってしまったので、私が「スイマセン!」と謝るも、この常連さんは、謝罪を無視してあからさまに怪訝な顔して椅子を戻した。
この一瞬ですべてが、、、パー、、、、、。
このお店は、常連さんの圧力が凄まじい。
いっそのこと1見(いちげん)さんお断りのお店にした方がいいと思う。
もしくは、カウンター席は、「常連専用」にすればよい。
いろいろなお店に行ったけど、これほど常連さんが、あからさまに常連感を出して。自分たちが見知らぬ客には、「俺らの隠れ家(カウンター)に来るなよ」感を出されたのは初めてでした。
新参客で常連仲間になるのは絶対に不可能でしょう。常連が増えるとしたら、常連の紹介者だけだと思います。
でも常連は、このお店を隠れ家的に通いたいから、常連が増えると自分たちが困るので、なるべく紹介しないでしょうね。
以上、浦和のどこかの割烹料理屋さんでした。
店名を出さなくても、偶然行って、カウンターに座ればほぼ間違いなくここだとわかります。
新客なら・・・・w。
料理は美味しかったのになぁ。。。
今までこんなこと書いたことないのですが(下呂温泉の宿以外)、
今回かなり不快な想いをしたので、書かずにいられなかった・・。
残念!