巨人が苦しいですね。交流戦3連敗で未だ勝ち無し、投手は、よく頑張ってますが、打つ方がまるっきり。

岡本選手のケガによる長期離脱で、打線の中軸がなくなってしまったのが、一番の要因だと思いますが、

他にも計算外の事が、今シーズンは、多かったと思います。

開幕前の丸選手のケガ、フェルナンデスの昨年とは別人のような不振、新外国人(キャベッジ)選手の低調、、、。

まぁ、悪いことばかり起きて塩巻いて厄払いでもしたい巨人ベンチでしょうけど、外部のファンや素人が言うのは簡単ですが、

それでもあのベンチの悲壮感漂う暗さは、プロ野球の一番人気球団としてはどうか?と思います。

勝つことは一番大事でしょうけど、スポーツは、明るく楽しいもの。ましてはプロ野球は魅せるプレーも必要です。

実際グランドでプレーするのは選手なので、そのパフォーマンスが、ベストにできる環境、雰囲気づくりも首脳陣の責務でないのでしょうか?

勝負なので勝ち負けはありますが、結果にいたるゲームの内容は、ベンチを含めたファンが納得するファイティングスピリットがないとプロとは言えないんじゃないかと思います。

勝負と言えば、日替わりでオーダー変えすぎ、、、

前監督の後期も日替わりオーダーが多かったですが、その時の助監督が現監督ですから、日替わりオーダー作戦の実行者は現監督なんでしょうね。

日割りオーダーは、相手チームに奇襲をかける意味では有効だと思いますが、チーム内部では選手はその対応が大変でしょうね。

日替わりオーダーは、会社組織で大げさに例えると、今日は営業部、明日は人事部、明後日は、製造部みたいなもんだと思います。

野球の打順にも、打つことの基本は変わらないと思いますが、打順ごとにもチームに求められるそれぞれの役割があり、選手もそれを理解して、プレーしようと思っていると思います。

それを毎日組み替えられ、しかもそれが当日発表?(多分ですが)で、選手の試合前の準備も大変でしょうね。

常勝を求められる伝統の巨人軍の選手としては、そんなの当然だという上から目線なのかもしれないですね。

監督1年目の優勝で、「自分のやり方が正しい」と思ったのかもしれません。

ルーキー監督が1年目で優勝することは意外とあります。

たかが1回位優勝(しかも日本シリーズには出れなかった)したくらいでは、名監督の域ではないですね。

試合中、選手が失敗?(打てない、バンド失敗、けん制アウト、エラー、被弾、)をしたとき、チーム率いるトップ(監督)は、

絶対に、マイナスの表情をしてはいけないと思います。

ご本人は、無表情を装っているおつもりでしょうが、感情を必至に押し殺そうとしている表情がテレビでもよくわかります。

落合監督はベンチで静かに座ったまま、何が起きようとも決して表情に表しませんでした。(内心は凄かったらしいですが・・)

新庄監督は、表情に出しますが、それは選手の良い結果が出たときだけ、プラスの表情をだします。

監督がベンチの前で、仁王立ちして試合を見ているのであれば、先ずは、監督から元気に明るく、アグレッシブなオーラでチームを鼓舞するべきだと思いますが。

ミスターは試合中は、闘争心むき出しの獲物を狙う鷹のような鋭い視線でベンチで采配していたと記憶してます。

今のベンチは、勝つために慌てふためいて必死にもがき苦しんでいる感じで、勝つために最善の策という日替わりオーダー、勝つために最善の策という試合中の作戦と選手交代がこれでもかというくらい裏目。

この状態から、リーグ優勝までチーム力を上げたら逆に感服します。

今朝のある朝刊のコラムで、王さんが、「野球の監督という職業は、選手引退後即監督になるのでは無くて、一度外部から野球を見た方が良い」というお話が載ってました。

一般の社会で体感する社会常識とか倫理観、野球という世界から一歩離れた時の周りの変化。など、、。

閉鎖的もしくは参入障壁が高い世界だけで生きてると一般の社会ではありえないような非常識が、当人は、常識としている場合がよくあるかと思います。

社会勉強や社会経験が、監督業にもプラスになり、また野球から一旦離れてみることで、逆に改めて野球の素晴らしを再認識した、ということだと思います。

新庄監督や、阪神の藤川監督がまさにそうだと思います。

今年の優勝は阪神だと思います。投手力はいいし、打つ方は佐藤選手が開眼した感じなので。

個人的にはベイスタース推しですが、巨人は子供のころか好きですが。

岡本が復活した時、他のオーダーが固定していて、リーグ3位以内、首位とゲーム差5以内、投手が今の防御率を維持している、という条件であれば、巨人の可能性もまだあるかと思いますが。

一番の不安要素は、投手陣が、夏バテしないか、これで投手がバテたら、下手すりゃ4位~5位の可能性も・・。まさか最下位は無いかと思いますが。

勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし、(野村監督)

今の巨人の負けは、ヒットがあと一本でなかったとかそういう場面場面の理由でなくて、もっと大きな範囲で理由があると思います。

がんばれ!伝統の巨人軍!

ファイト!