アマゾン・プライムで時々映画観るんだけど、『ショーシャンクの空に』があったので久しぶりに鑑賞した。
やっぱりほんといい映画だなぁとしみじみ思ったが、そういえば以前、記事でUPしていたことを思い出した。
そうか6年前の記事だから、6年ぶりに観たってことか。
原作はあのスティーブン・キングで、監督のフランク・ダラボンは、彼の著作を多く作品化している。
グリーンマイルもけっこう好きな作品だし、そういえばミストは、ラストがねぇ~(^▽^;)
ぼくはこの映画で一番考えさせられるのは、希望について。
人が生きることの意味は?
意味なんてないと思う人もいるかもしれない。
しかし、人は希望を持つことで、生きる意味を獲得するのではないだろうか?
その「希望」はある意味、その人の人生の羅針盤のようなものだと思う。
作品のラストで、アンディーがレッドにあてた手紙に書いてある言葉がすてきだ。
レッド 希望はすばらしい
何にも替え難い
希望は永遠の命だ
レッドは40年にもおよぶ牢獄生活で希望を失いつつあった。
しかし、アンディーは希望を心の羅針盤にすることで、脱出に成功する。
自由の身になったアンディーは、かつて夢見てた太平洋を仰ぐメキシコのジワタネホという地でホテルを経営することになる。
それはまさに希望の家なのだ。
ストーリー展開では、レッドの語りが主体になっている。なかなか心に響くセリフが多いのだが、その中でも特に考えさせられた言葉がある。
刑務所の壁はおかしなものだ。最初はそれを憎み、次にそれに馴れてゆく。
時間が経つにつれ、それに依存するように なってしまうんだ
これってまさに今の現実の世界のことじゃない?
『この世は牢獄』なんて、よく例えられるわけだけど、唯物主体のグローバルなこの資本主義社会において、ぼくたちは見えない壁の中に閉じ込められているようなものなのだ。
上のレッドの言葉の「刑務所の壁」をそのまま、「政府」または「権力者」に置き換えてみて欲しい。
とくに今年2020年は、誰もが予想しなかった特殊?な年になっている。
この世界に降りかかったコロナ禍は、まるで近未来のSF映画を観ているような光景を見せてくれる。
実際の壁は確かに見えないけれど、この牢獄の主たちは、テレビという洗脳装置を通して、たくみにぼくたちをコントロールして支配しているのだ。
日本に限らず、各国政府は、世界を裏でコントロールしているDS(ディープステート)に操られているわけだけど、彼らの最終目的は、超管理社会の構築。
その兆しは、たとえば日本でも政府がかかげているスーパーシティー構想にも垣間見ることができる。
ぼくたちは「時間が経つにつれ、それに依存するように」なってしまうのだろうか?
アンディーは「悪夢のような泥沼」の中からでも這い出して正気を失わずに「希望」を持ち続け、光り輝く羽で飛び立った・・・
このまま塀の中の奴隷でいたいのか
それともアンディーのように希望を羅針盤に飛び立つのか
そんなことを考えさせられた。
これからの新しい世界へ向けて、この映画には多くのヒントがあるように思えてならない。
そう・・・
ぼくたちが真実を取り戻すために。
まあね、アンディーが脱獄のために450メートルもの長い下水道を這いつくばっていったように、自由を獲得するためには茨の道を通っていく覚悟も必要なんだろうけど。
というわけで、なんだか語ってしまいましたが、
ぜひともこの素晴らしい作品『ショーシャンクの空に』を観てみてください♪(^O^)