ジャジューカをセントラルパークで | ミタクエオヤシン

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ミタクエ・オヤシンとはネイティブ・アメリカン、ラコタ族の言葉で「私に繋がる全てのもの」という意味です。
だから、みんなつながっていこうね!

日々日常、非日常、音楽、映画、宇宙、スピリチュアル・・・などを綴ります。

今日昼頃ラジオ聴いてたら、あのよろずエキゾ風物ライターのサラーム海上さんが出演していて、トルコ、モロッコの音楽取材の報告をしてて、ジャジューカの音楽をかけていたので、一気にキオクノトビラが開いたので、たまには音楽の話でも(^_^)
 
90年代の前半、ぼくはニューヨークに住んでいた。厳密に言えばブルックリンなのだが、当時はかなりヒッピー的というか、本格的に民族音楽に興味を持ち始めた頃だった。
よく行ったのはマンハッタンのイーストビレッジやブロードウェイにあったタワーレコード。
今でこそCDの試聴は当たり前だが、当時はそれが普及し出した頃だったか、地下1階のワールドミュージックのコーナーに行くのが定番だった。
いろいろな民族音楽のCDを買ったりしたが、ある時音聴いて即買いしたのは、バシール・アタールのThe Next Dreamというアルバムだった。

 

ちょっと聴いてみて欲しい。
http://www.youtube.com/watch?v=6SA3vMBnZDc

最初聴いたとき、ぶっ飛びました~♪

このアルバムはバシール・アタールのソロアルバムなのだが、このチャルメラのような音はなんなのだろうと調べていくうちに、ライタ(ガイタ)というリード楽器であった。
まあズルナやシャーナイの部類だろう。

この音がヤバイ!
ユニゾンで何度も何度も繰り返す呪術的なフレーズを聴いているとまさにトランスしてくるのだ。

この音楽はジャジューカと言われているが、これはモロッコにあるジャジューカ村からそう言われるようだ。
バシール・アタールはそのグループのリーダーだったのだ。

そんなある日のこと、94年頃だったか、セントラルパークでの恒例の夏フェスにジャジューカがやってくることを知り、ぼくは絶対に生で観てみたい、いやその呪術的な音を体で感じてみたいと思った。

Youtubeを探したら、さすがその時の映像はなかったが、ほぼこんな感じでメンバーも同じだと思う。(貼り付けようとしたら禁止タグがあってできなかったので、リンクからどうぞ♪)

http://www.youtube.com/watch?v=3ON55MJ55pY

後から知ったのだが、このジャジューカが知られるようになったのは、あのローリングストーンズのリーダーだった故ブライアン・ジョーンズが71年にリリースしたアルバムだった。
彼自ら、モロッコの行って現地録音してプロデュースしたという。
彼の映画も観たけど、ブライアン・ジョーンズのセンスは天才的だと思う。初期のストーンズにシタールを導入したのも彼だしね。(あの「黒くぬれ」のシタールのフレーズは最高です!)
こちらの方が詳しく書いているのでリンクしておきます。
http://okkoclassical.blog.so-net.ne.jp/2010-03-17

そうそう、そのセントラルパークのコンサートでは、チボ・マットも出演していて、その後には、なんとあのヨーコ・オノさんが出演していたのだ。
ここ最近、ヨーコさんは精力的に活動してますが、その頃はそれほど音楽活動も頻繁にはしてなかった頃だったので、すごくうれしかった。
もちろん、ショーン・レノンも一緒でしたよ!

ぼくはそれがきっかけで、West4ストリートの場末の民族楽器屋でシャーナイといういわゆるチャルメラ楽器を購入した。
確か本体は70ドルくらいだったが、リードが1本でも10ドルくらいして、なんだかんだ10本以上は買ったと思うから、本体以上の出費でした(笑)
リードって当たり外れがあるのですよ(^。^;)

ああキオクノトビラがどんどん開いてしまう~!
また時々気が向いたら書いていきますね~(^^)


それにしてもお昼どきにAMラジオ(ちなみに文化放送)でジャジューカがかかるなんて素敵なことだ。

あ、そうそう、サラームさんはトルコのメルジャン・デデの新譜が出たことを言っていてそれもかけてくれた。
メルジャン・デデも4,5年前だったか、来日したときに観に行ったのでした。
その話はまたいずれ!
あ、ミクシィには書いたけどね(^^)