今宵は上弦の月。
そして・・・
今日は伝統的七夕の日らしい。
もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦ではなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました。これは、月齢およそ6の月が南西の空に輝く夏の夜になります。現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか星も見られません。そこで国立天文台では2001年から「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました。
太陰太陽暦は、明治6年に現在の暦が採用されるよりも前の暦で、現在は公には使われていません。このため、伝統的七夕の日は、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。
二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。
http://www.nao.ac.jp/faq/a0309.html
古代の人々は、いつも星を見つめ、宇宙とともに暮らしていたのだろう。
そして自然に伝説や神話が生まれていった。
いつのまにか空さえも見なくなった現代人は、目の前のことで忙しすぎて夢も見なくなってしまった。
宇宙の神秘は、惜しみなくぼくたちにファンタジーやロマンを魅せてくれるのに…。
でも今年は金環日食、月食、金星の日面通過と宇宙イベントの多い年だったためか、
多くの日本人が関心をもち感動までした。
そこにはロマンがあったからなのだろう。
そして人々の本質のDNAに眠っている星とのつながりが刺激されたからなのかもしれない。
それは潜在意識の奥底に眠っている失われた記憶…。
その『記憶』は呼び覚まされることをずっと待っているのかもしれない。
だってぼくたちは「そこ」から来んだから・・・。
「そこ」がぼくらの故郷なのだから。
さて、今夜は、夜空を仰ぎながら
星の記憶にアクセスしようか・・・。
そうそう・・・
だいぶ前の曲ですが、『ホシノキオク』というアンビエント曲を創ったのを思い出しました。