現在、空港で飛行機を眺めると見ない日はないと言っても過言ではないほどメジャーな機種の1つが、ボーイング社最大のベストセラー機
Boeing 737
今でこそ、お肘もとのアメリカは元より世界各国で運用される同系列ですが、実はその最初は意外なスタートだったことは、航空マニアにはともかく、一般にはあまり知られていない。
今回はそんな鳴かず飛ばずだったころのベストセラー機を紹介。

日本には馴染みの少ない塗装、、
アメリカ東海岸、フロリダ州をベースにしていたエア・フロリダのB737です。

細長いエンジンはB737系列の初期シリーズで採用されたJT8Dエンジンです。
運用を終了した航空自衛隊のC-1輸送機にも搭載されてる、こちらもベストセラーとなったエンジンです。

塗装こそ違いますが、形態は日本でも多く就航した-200Advに似ています。

今回の模型、、
スケールが1/500と言うこともあってなかなか違いが判りづらい所があります。
同じスケール-200型も並べて撮れば良かったな、、実は、、この模型、、
-200型ではないんです。

こちらのモデルはB737で最初のモデルで最も生産数の少なく、お膝元のアメリカでは全く売れなかったシリーズ、、
B737-100!
エア・フロリダはアメリカのキャリアではありますが、中古機を導入、同社の主力であった-200Advと共に運用されていました。

ではなぜ、アメリカでは全く売れなかったのか、、
サイズの問題もありましたが、もっとも大きな問題となったのはフライトエンジニア(FE)の存在だったと言われています。
ボーイングではライバル社のダグラスが開発したDC-9に対抗するためにB737の開発に着手。
FEを必要としないツーマンクルー機として開発しました。
ところが、パイロットの組合から猛反発をうけ、アメリカ国内向けはFEも搭乗するスリーマンクルー機としてリリースすることになります。

(しっかりサイズが違うためブリスターは専用のものです)
一応はアメリカ国内向けも無いこともないのですが、生産されたほぼ全てがルフトハンザ向けとなり、生産数は僅か30機にとどまった。

ボーイングの中でも最も生産数の少ない部類となったB737-100でしたが、
その発展型の-200で起死回生の大量受注に成功し現在まで続く礎を築いたのでした。
ほとんど現存機がない同機種ですが、
シアトルのミュージアムオブフライトに貴重な1機が保存・展示されています。
シアトルを訪れた際には是非!
今回の模型は
メーカー:ヘルパ
スケール:1/500
キャリア:エア・フロリダ
でした。
次回は先日の撮影内容を紹介します。