日付は6/6。。
仕事を終えた不審者は、しばらく使ってなかったレンズの虫干しに、これまた久しぶりな場所を訪れていました。。

京王線西調布駅をおりてテコテコ歩くこと20分ほど、、
公園のプロムナードを歩いていると、、
機首を大きく下げて突っ込んでくるヒコーキ
都内にある小さな飛行場、、
訪れたのは調布飛行場です。。
おりてきた新中央航空のドルニエ228。
実際にはなくなったドルニエ社の事業を継承したRUAG社が製造したNGタイプです。
見た目はほぼ同じですが、プロペラブレードが5枚あるため判別は容易です。。
まぁ~今回の撮影は最近鈍ってしまったスローシャッターの勘を取り戻すためでもあり、全編に渡りシャッター速度1/125でいきます。
つづいておりてきた、セスナ・スカイキャラバン。
調布飛行場を発着する航空機は空撮や計測、調査などを行う小型機が多くを占めます。
また公官庁のヘリなども利用するため、平日ですとそれらの発着も期待できます。。
なぉ、調布飛行場には利用にルールがあり、、
基本的に1機の航空機には1度の発着しか認められてません。。
なので、、
離陸したら返ってこれない、、
降りたらその日は上がれない、、
数少ない例外が定期便を運行する新中央航空の機材です。
さきほど降りてきたJA30CAが大島へ向けて出発。。
非常に短いターンアラウンドです。。
この日は非常に強い南西の風、、
離発着は南へ向かうR/W17が利用されています。
管制官のいない飛行場ですので、出発時は空域を管理する管制センターに通告します。
たしか、調布飛行場は横田だったかな??
調布飛行場の周辺はグラウンドや公園が整備され、住人の憩いの場。。
のんびり午後を過ごす方々の前で短いフライトへ出発していきます。。

JA30CAが出発してしばらくして、、
神津島線だったかな?
アプローチするドルニエ。
レジはJA37CA
ファイナルを横からみるとこんな感じ、、
すごい角度でしょ(笑)
この角度が接地の直前まで続きます。
調布への着陸はもはやジェットコースターです。。
こんな角度になるのも調布飛行場の事情によるもの。。
騒音軽減のため進入時のパスが多くの空港の3°より急な5°に設定されています。
そのためここまで急角度で下りてくるんです。

次の便はどこかなぁ~とフライトレーダーを開くとなにか大きなのが接近してる。。
入間基地へアプローチする航空自衛隊のC-2輸送機。真上を飛ばれましたので、お腹を観察。。
こうしてみると、C-2のずんぐりした体型がよく解ります。。

三宅島からの便や新島からの便も賞味しますが、、いかんせん同じ塗装で同じ機種、、
代わり映えが全くしない(笑)

(また新中央航空のヒコーキどれも綺麗なんですよ、、)

ちなみに、新中央航空の調布発着離島路線は機材4機で回しています。
単純に1機のヒコーキが同じ路線を往復する運用です。
業務の効率化のためか、ほぼ同じくらいの時間に調布を出発し、ほぼ同じくらいの時間に調布へ返ってきます。。
(↓タイムテーブル)
そんなわけでこの日の最終便、、
珍しく15分も遅れてきました。。
大島から帰ってきたJA30CA。
これまではエンド近くにある丘から撮影していましたが、着陸帯付近が木に隠れてしまうため最後だけ少し移動、、
割りとシーズンで搭乗率はばらつきがありますが、大島線はいつも結構乗ってる印象。。
東京本土~大島ではフェリーもありますから、結構競争してるんでしょうね。。
ちなみに、離島路線は東京都からの要請による運行もあります。
このため、機材の導入に関して東京都の予算も計上されています。
結構横風成分もあったためか、この日の着陸はどの便もあまり機首をあげないでほぼ同時に全ての車輪が接地してましたね。。

最終便の到着は1710頃。。
この後はほぼ飛行場も閉店状態。。
なので不審者も撤収。。
翌日の所用にそなえて朝霞へと向かったのでした。。

今回の撮影機材
カメラ:Canon 5DMarkIV
レンズ:400mm F5.6
シャッター:1/125(固定)
ISO感度:100(固定)

ちなみに、以前の調布飛行場は完全有視界での運行でしたので、就航率が7割りちょっとという状態でしたが、GPSを用いた計器飛行が可能となり、就航率9割り以上に改善しました。
なお、この飛行が許されているのは新中央航空だけで、他のヒコーキはこれまで同様に完全有視界での発着となってるそうです。。