ここのところ、勤務変更が頻発している不審者です。。
どの会社も表向きは
「わが社はホワイトです!」
と声高に叫びます。。
弊社もそうですが、、
実のところは30年にわたりベースをあげずに、業務内容ばかりを増やし続け、
物価上昇率にまったく及ばない程度の微々たるベースアップをした程度で
「ベースアップを実施したのだから、
生産性をあげてもらわねば!」
なんて上役がのたまう。。
ベースをあげず
手当を削減し続け
業務内容や実働時間を増やし続けてきて
何を言っているのでしょうか?
とまぁ~こんなやべぇ~奴が平気な顔して役員やってる会社もありますので、就職先は慎重に選びましょう。。
さて、、そんな前置きから、、、
本日紹介するのは、、こちら。。。
(先日ヤフオクで同じ商品を目撃したので、引っ張り出してきました)
エールフランス
DC-3です。
まぁ~実際には生粋のDC-3ではなく、元々は軍用向けに生産されたC-47というモデルです。
戦後、大量に余剰となった同機は民間へ払い下げられました。
これは他のダグラス機も同様で、DC-4も多くが一度米軍で運用された機材が民間向けに転用されたものでした。
大きく書かれた登録記号のF-BBBE。
検索するとC-47として使用された期間が3年ほどあったことが判ります。
DC-3は戦前~戦後にかけて大量に製造されました、、
なので、多くのキャリアで運用された実績があります。
日本でもANAの前身、日本ヘリコプター輸送や後にJASとなる北日本航空、またJALも最初の運行はフィリピン航空からリースしてきたDC-3での招待飛行でした。
そんなベストセラーの機種です。
お次はこちら、、
社名を変えずに運行する世界最古の航空会社、
KLMオランダ航空です。
よく見ると乗降口横にハッチが設けられています。
軍用機時代の名残で大型のカーゴドアが設けられています。
また、模型では再現されていませんが、この機材は一部の窓が取り外すことができます。
今度は搭乗口付近を乗客目線で、、、
青い枠の中にスリットがあります。。
これが搭乗用のドアです。
これを手前に引き下ろすとタラップを兼ねた搭乗口が開きます。
青い枠はカーゴドアの枠となっています。
さて、、、知ってる人は知っている、、、
なんでこの2種類の塗装で紹介したのか、、、
海外旅行する方やスポッターの方はご存知でしょうが、、、
エールフランスとKLMは経営統合しており、同じグループとなっています。
そして、この機体は、、、、
左右それぞれに両者の塗装を施した機体なんです。。。
にわかには信じられないですが、実は実在する機体です。
機体を保有しているのはクラシックライナーを動態保存している民間団体です。
そして、この団体は「F-BBBE」と書かれたDC-3をメインスポンサーのエールフランスの塗装を施して運行していた。
そしてKLMとの経営統合をうけ、団体のスポンサーにKLMが加わった。
それを記念して機体の左側にKLMの塗装を施したのでした、、
しかし、DC-3現役当時の航空管制は航空機を管制官が双眼鏡で確認して行われました。
そのためエールフランスもKLMも胴体側面に大きく登録記号がかかれていました。
流石に、KLMの塗装にフランス籍の登録記号を書くことは塗装の再現の面ではよろしくなかった。。
そこでKLMの塗装にはKLMで付けられていた登録記号を書いたのだった。。。
日本ではまず実現できない塗装です。。。
さて、、、
それでは最後にオチを、、、
この飛行機の塗装はそれぞれの往年の
塗装を忠実に
再現している。
それは登録記号も他ならない、、、、
この機材の真の登録記号は
F-AZTE
なんと「F-BBBE」もフェイクだったのだった。。。
今回の模型は
メーカー:ヘルパ
スケール:1/200
キャリア:エールフランス/KLM
(保有団体の名称は使われてない)
でした。
(実機では水平尾翼に付け根下部に小さく本来の登録記号がかかれています。現在の管制システムにより目視に頼らなくても登録記号を識別できるようになったからこその塗装でした。)