日本の多くの空港で見かける機種、、

Boeing B767
日本では王手2社だけでなく、エア・ドゥや開業時のスカイマークでも運用されました。
しかし、、
ここまでB767が一般的になってるのは日本くらいなんですよ?
実は製造者のボーイング社のお膝元アメリカでもあまり見かけない機種だったりします。
 
と、いうわけで!
今回は国内外で不審者が遭遇したB767特集!
王手キャリアからチャーター、特別機まで!
なぉ、、国内キャリアと航空自衛隊の機材は省きます、、悪しからず。。
 
まずは、、
定期的に飛んできてたキャリアから!
アジア・アトランティック
エアラインズ
旅行業王手のH.I.Sがタイに設立した航空会社でした。タイの規定により外資の出資率の上限により現地からも投資を受けての合弁でした。
成田~バンコクを定期的に飛んでました。
(成田空港)
ホントは「アジア・パシフィック・エアラインズ」にしたかったそうですが、、
(アジア・パシフィック・エアラインズ B727-200(F))
すでに同名のキャリアがあったためアジアなのに大西洋を名乗ることになったとか、、
 
ジェット・アジア
タイのチャーターキャリア。
成田~バンコクに就航した新規3社では割りと生き延びたキャリアでした。
バンコク発着の定期便も運行していたようです。
(成田空港)
 
アジアン・エア
上と同じくタイのキャリア。
なかなかセンスのいい塗装で気に入っていたのですが、、運行停止になってしまいました。
就航していた時はバブル的に日本の~タイの需要が急増していた頃で、
タイ国際航空×3便
AAA
ジェット・アジア
アジアン・エア
タイ・エアアジア
でバンコク(スワンナプーム、ドンムアン)~成田だけで曜日によっては1日に7便も飛んでいました。
初期のB767のリプレース時期だったためか、同時期にバンコク~成田に就航した3社は中古のB767を導入していました。
(成田空港)
 
メガ・モルジブ・エア
リゾートシーズンに週2便程度の頻度で就航していました。
日本のキャリアでは採用されなかったオプションドアを採用した機体が運用されていました。
モルジブ発着の定期便も運行していましたが、運行停止となってしまいました。
(成田空港)
 
続いては
定期的に飛んできたキャリア、、けど目的地が「米軍基地」のキャリア。
オムニ・エア
インターナショナル
結構老舗なチャーターキャリアのオムニ。
シアトル~在日米軍基地を飛ぶチャーター便で週に2回程度の頻度で飛んできます。
全ての機材が中古機で、ドア配置が統一されておらず、B763のドア配置を全て網羅する奇特なキャリアです。
(横田基地)
 
ノースアメリカン
暗色系のシックな塗装に尾翼の星条旗がカッコよかった同社ですが、グループ会社の破綻により精算対象となりなくなってしまいました。
(横田基地)
 
ライアン・エア
横田には数ヶ月しか飛来しなかったキャリアで、その後破綻。ロゴはかかれてましたが、元々のキャリアの塗装をそのまま残した暫定塗装で運行していました。
(横田基地)
この定期チャーター便は就航したキャリアがよく破綻しました。2024年時点ではオムニが就航してますが、一時はアトラス航空のB763旅客機が飛来する光景も見られました。
 
次はチャーター便でふらりと飛来した機体。
アルケ・フライ
たまたま関空に行ったら目の前にいた!
現在はTUIへ統一されました。
(関西空港)
 
ミッドイースト
アメリカ籍の機材ですが、サウジアラビアのチャーターキャリアです。
オバマ大統領来日の裏で飛来しました。
現在はアメリカのキャリアで運用されている模様。
(羽田空港)
 
アエロネクサス
コーポレーション
以前にも紹介した南アフリカのキャリアです。
このときはローリング・ストーンズのワールドツアーで飛来。
この数年後もアーティストのチャーターで飛来しましたが、その時はロゴなどの追加はなかった模様。
(羽田空港)
 
ラスベガス・サンズ
カジノ・ホテルリゾートを経営するラスベガス・サンズの送迎機?と言われています。
ビズは年に数回程度飛来しますが、大型機は年に1、2回程度。
飛来目的は不明で、突然飛来して、ふらりと帰っていきます。
撮影時は整備士による機体点検中でしたが、特にこの後すぐに出発することはありませんでした。
明るいときはこれ。
(羽田空港)
 
前編最後は特別機として飛んできた機体!
カル・エア
エグゼクティブ向けチャーターキャリア。
何度か飛来してますが、このときはサウジアラビアの高官(軍?)来日にともないチャーターされてました。
王族来日では随行も凄いサウジですが、それ以外では割りとスマートに来日します。。
(羽田空港)

プレビレッジ・スタイル
前にも紹介したことのあるキャリアです。
スペインのエグゼクティブ向けチャーターキャリアで、このときはカタール国首脳来日による随行員のために飛来しました。
(羽田空港)
 
カーム・エア
アフガニスタン暫定政府代表の来日にともない飛来しました。
同社はアフガニスタンの民間航空で国内外の定期便も運行しています。
政府チャーターなので、アリアナが来るかと思っていたのですが、アフガン戦争で甚大な被害を受けていたためか、同社がチャーターされました。
(羽田空港)
 
エルアル・イスラエル
イスラエル政府代表来日にともない飛来しました。当時、日本~イスラエルの空路はなく、年に数便のチャーター便がある程度でしたが、関空発着となり東京への飛来は「警備上の理由」によりありませんでした。
ある意味「世界で最も安全なキャリア」は東京では政府チャーターくらいしか見る機会がありませんでした。
(羽田空港)
 
エア・ジンバブエ
天文学的インフレを経験したジンバブエのナショナルキャリア。
当時のムガベ大統領来日により飛来しました
が!
 到着時も出発時も管制の指示とは異なる方向にタキシングしてフォロミーカーが空港内を爆走する珍事を巻き起こしました。
B762は当時の同社最大の機材ですが、運行実態がよくわからない同社、、気がついたら塗装が変わってて知らない飛行機になってました。
(羽田空港)
 
長くなりましたので、ひとまずここまで、、
後編では海外で遭遇した機体と軍属の機体を紹介していきます。