今回は、

国内外で撮影した、

ちょっと珍しい機体から

変わった用途の機体を

独断偏見

ランキング形式で紹介します。

 

第10位

10タンカーキャリア
DC-10-30
(サザンカリフォルニア・ロジティクス・エアポート)
言わずと知れた消火「機」。
ベースはカリフォルニア州のビクタービル。
私の記事では何度か出てきた画像。
 
第9位!
プロジェクト・オルビス
DC-10-10
(サザンカリフォルニア・ロジティクス・エアポート)
こちらも何度か出てきた画像。
空飛ぶ眼科病院。
現在は後継機のMD-10に代わり、同機は博物館へ寄贈された。
 
 
第8位!
ピューロレイター
コンベアCV-580
(バンクーバー)
なんと半世紀以上飛んでる老兵。
580というのはエンジンを換装したコンベア機の総称で、同機は新造時はレシプロエンジン装備の380型でした。
アメリカ国内の主要空港で航空ガソリンの補給が難しくなった事を背景にターボプロップエンジンに換装し580型となりました。
カナダでは割と多いらしく、
(マイアミ)
アメリカ国内でも少数ながら見かけることがあります。
 
第7位!
オービタルサイエンシズ
(現ノースロップ・グラマン)
L1011-500 Stargazer
(モハーベ)
私のブログに何度も出てきてるけど、、
やっぱり「ロケット発射母機」なんて珍妙なのはランク外にはできない。。
ついに最後の現役トライスターとなりました。
 
第6位!!
ミャンマー空軍
西安(シーアン)Y-8
(ヤンゴン国際空港)
クーデターによる情勢不安で行くこと自体が難しくなったミャンマー。
そんなミャンマーの空軍の輸送機として運用されいたのが、中国製のY-8輸送機。
こちらの飛行機、、よく似たものがあります。
何を隠そう、、旧ソ連(現ウクライナ)のアントノフ設計局An-12型機そっくりの模造品なんです。
ちゃっかり輸出仕様まで存在し、この機はそんな輸出仕様機。
ミャンマー空軍が何機を運用しているのかは定かではないですが、この機で少なくとも3機は存在することが判りました。
ヤンゴン国際空港は軍民両用で、この輸送機の他、戦闘機も配置されているが、残念ながらそちらは撮影機会に恵まれなかった。
 
第5位!!
JAXA
三菱MH-2000
(調布飛行場)
そもそも生産数が絶望的に少ない三菱が開発した国産ヘリコプター。
性能的には悪くなかったものの、あまりの高コストと試験機の事故喪失、三菱が初めて一貫開発したということの信頼性(ブランド力では通じない、実績の問題)から受注を得ることができなかった。
同機はJAXAの試験機で日本独自の事情解決によるヘリの運用効率の改善を図る技術開発のために運用されてました。
当時で現役機はこの1機のみで、試験目的のため飛行自体も不定期なため、遭遇すること自体が珍しい存在でした。
 JAXAの試験機では
こちらのドルニエもありました。
JAXAの試験機には「MuPAL」の愛称がつけられていましたね。。
 
第4位!!
ノースロップ・グラマン
TYPE355
(モハーベ)
以前の「砂漠の不審者」編に出てきた骸骨。
ノースロップ・グラマンが製作した新型偵察機のテストベッド機。
正直、珍しいヒコーキだけど、あまり好みじゃない。
 
第3位!!
アメリカ空軍
ボーイング OC-135
(横田基地)
ベースは空中給油輸送機のKC-135と同じくC-135型。この飛行機は極めて珍しい用途のために誕生しました。
それは、、
相手国の核施設の監視、、
それもこっそりではなく
堂々
見に行きます。
オープンスカイ条約を締結している各国の領空を非武装の偵察機で監視する枠組みの中でアメリカが使用するのが同機でした。
たった3機しか存在しない希少機で、本国アメリカでも殆ど撮影されない珍機。
ロシアを偵察する際には横田基地をベースにする事が多く、長いと数週間に渡り滞在し早朝にふらりと離陸してミッションへ向かう。
不審者はこの撮影のために実に4日間、早朝の横田に通いつめた。。
 
第2位!!
プラット&ホイットニー・カナダ・エンジンサービス
B747-SP
(モハーベ)
世界三大航空エンジンメーカーの一つ、P&W社のカナダ法人P&WCのテストベッド機!
P&Wは旅客機用は本体が、リージョナル機やプライベート、ターボプロップはカナダ法人が開発製造を行っている。
そんな小型機向けのエンジン開発を行うP&WCのエンジンテストベッドが同機です。
残念ながら開発が中止されたMRJ向けのエンジンも同機が性能試験を実施していました。
テストはエンジンの1基を換装するのではなく、、
二階部分右側に設置されたパイロンに補助翼を取り付け、そこに懸架して行います。
同機は元大韓航空機で退役後P&WCがテストベッドとして購入。
P&WCはこのほかにも1機-SPを保有しており、2機体制でテストを実施している。
 
このテストベッドのB747-SPを抑えた
映えある1位は
 
第1位!!
ボーイング・カンパニー
B757-200
(シアトル(ボーイングフィールド))
世界一奇妙なB757に違いない、、、
ステルス戦闘機F-22開発時の各種センサー類の検証などを行ったテストベッド機。
機首から突き出ているのはF-22のノーズ部分で、コックピット上部に増設されたカナードは戦闘機などの主翼に設けられるセンサー類の試験のための装備。
実はB757の初号機であり、航空会社へは売却されずボーイング社にとどまり、各種試験に供されている。
普段、どこにいるのか不明で、この時もたまたま停まっていた。なんでシアトルにいたのかは不明、、
 
 
いかがでしたでしょうか?
先ごろハネウェル社のB757試験機が羽田へ飛来しましたが、それと同等以上の珍妙な機体がわんさかしているのです。
特に試験機や試作機の類は取りたくても撮れないのが現状、、
実際、そんなものを狙っていったのではないです。
実は、このほかにもいろいろと出したかったのですが、、
「流石に完全な兵器ではね」
とか
「飛行はするけど、、、収蔵品なんだよね、、」
など、、、
出すに出せなかったものもありました。
それはまたの機会に、、
(今後の不審者紀行で今回の画像が出てくるとは思いますが、、その点はご容赦を。。)